血統吉凶
■京都11R・菊花賞■
秋華賞ほどではないが、今週の菊花賞も最大派閥は当然ながらサンデーサイレンス産駒。ただし、レースの9割方を支配するのは、血統、生い立ち、脚質、人的背景と、あらゆる面で異分子の地方馬コスモバルク。スローの上がり勝負が生命線のSS軍団には天敵ともいえる強力な先行馬だ。まさか2週続きの総崩れはないだろうが、波乱の要素も少なからずある。
血統的には奇しくも8枠に同居した“2頭出し”のエルコンドルパサー産駒、ブラックコンドルとモエレエルコンドルに注目している。種牡馬エルコンドルパサー最大の特質は、その傑出した競走能力の源泉でもあった古今東西の「チャンピオンサイヤー血脈」の強烈なインブリード。確かに生産部門では両刃の剣になりかねない“劇薬”だが、処方次第ではスプリンターからステイヤーまで、あらゆるジャンルで一流馬を出す可能性を秘めている。特にブラックコンドルは母の父が菊花賞VIPサイヤーのサンデーサイレンス。ちなみに母には歴代の“SS菊花賞馬”必携のリボー血脈も入る。火曜付け「血統トピック」でも触れたように、秋華賞2着のヤマニンシュクルとは3代母経由でリンクする同牝系。血族の勢いも加味して、ここは大穴狙いで強振してみたい。
気性はさておき、コスモバルクも血統的には15Fを乗り切って不思議はない。愛ダービー圧勝の父にはスタミナ血脈が満載。母の父トウショウボーイといえばマチカネフクキタルであっと言わせた“前科”があるし、3代母の父キタノカチドキは74年の優勝馬だ。
◎ブラックコンドル
○コスモバルク
▲モエレエルコンドル
☆オペラシチー
△ハイアーゲーム
△スズカマンボ
△デルタブルース
△シルクディレクター
「スポニチ平成16年10月24日付け掲載」
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