血統吉凶
■東京11R・安田記念■
サンデーサイレンスが勝っていない芝のJRAG1はNHKマイルCと安田記念。どちらも舞台は東京1600mである。個体差はあるにせよ、基本的にサンデーサイレンス産駒は「スローの瞬発力勝負」を好むから、その対極に位置する「ハイラップの持続力」が要求されるコースであることの反証といえるだろう。
ローエングリンは父がジャパンCを制したシングスピールで、母のカーリングは仏オークス馬。本来は2400m級でこそ、とも思える血統だけに「持続力勝負」には強い。その特質を裏付けるのがタフなロンシャンコースでの好走(ムーランドロンシャン賞2着)だ。父は北米→日本→ドバイの世界行脚を糧にスケールアップした。本馬もそろそろ海外武者修行の効果が見られる時期だろう。最低でも昨年(3着)以上のパフォーマンスを期待したい。
ファインモーションはJC馬ピルサドスキーの半妹だから、こちらも母系に純正マイラーとはひと味違う“重低音”が流れる。父のデインヒルは安田記念で実績抜群のダンチヒ系だ。
ツルマルボーイも「長距離血統のマイラー」である可能性は十分。グリーンベルト争奪戦で常軌を逸した乱ペースになれば、天皇賞から連続2着したカミノクレッセの再現もあり得る。
遠征馬2頭はどちらも侮れない実力の持ち主。アイランドファッションの母の父がダンチヒの子である以外、血統的には評価のしようがないのだが、印はしっかり回しておく。
◎ローエングリン
○セルフフリット
×ファインモーション
▲アイランドファッション
△ツルマルボーイ
△ジョウテンブレーヴ
「スポニチ平成16年6月6日付け掲載」
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