■東京11R・NHKマイルC■

 創設当初は外国産馬の天下だったNHKマイルCも、一昨年に初めて日本産馬テレグノシスが優勝すると、昨年は掲示板を内国産勢力が独占。輸入ブランドの威光が急速に薄れた背景には、当然ながらこの国の経済力の低下があるわけだが、生産部門に(外)黄金時代の遺産ともいえるスピード血統がフィードバックされてきたことも見逃せない。
 メイショウボーラーは昨年の覇者ウインクリューガーと同じタイキシャトル産駒。日本競馬史上最強クラスのマイラーが種牡馬として“連覇”に成功するようなら、存在意義が問われている世代限定のマイルG1には何よりの血統的箔付けだろう。「母の父ストームキャット」もファレノプシスでG1実績がある。
 シーキングザダイヤの母シーキングザパールは第2回の優勝馬。タイキシャトルとは同期同路線のライバルでもあった。こちらは父がストームキャット。血統更新のサイクルが早いジャンルでもあるだけに、今年21歳という父の年齢が少々気にならないでもない。
 コスモサンビームは3歳世代でナゾのブレークを果たした父ザグレブからヌレエフ(3代父)の血を引く点が強調材料。第5回優勝馬イーグルカフェと第7回2着馬アグネスソニックが「母の父ヌレエフ」で、第3回優勝馬エルコンドルパサーは父のキングマンボがヌレエフ牝馬の女傑ミエスクの子だった。ここは隠れたVIP血脈?の威力に乗ってみたい。超大穴でヌレエフ4×4のトラッドスキームまで。

◎コスモサンビーム  ○メイショウボーラー  ×キングカメハメハ  ▲シーキングザダイヤ  △アポインテッドデイ  △タイキバカラ  △トラッドスキーム

「スポニチ平成16年5月9日付け掲載」

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