血統吉凶
■京都11R・天皇賞■
ダンスインザダーク産駒のザッツザプレンティがサンデーサイレンス産駒3頭をねじ伏せた昨年の菊花賞は、「種牡馬としてのサンデーサイレンス産駒」のG1初制覇でもあった。総合力ではまだ父の域に及ばないダンスインザダークだが、長距離部門に関しては確実に父を超えつつある。逆の見方をすれば、種牡馬サンデーサイレンスもこのジャンルでは絶対的存在ではないということ。ステイヤーとして特化した血脈には一目置く必要がある。
菊花賞でも本命に推したチャクラにとってさらなる距離延長は大きなアドバンテージだろう。3200mの「世界レコード」ホルダーでもある父マヤノトップガンは、シルクフェイマスの父マーベラスサンデーをはじめサンデーサイレンス産駒の目の上のタンコブとして君臨した高速ステイヤー。母の父カーリアンも春の天皇賞や菊花賞で長年に渡って隠然たる影響力を保ってきたニジンスキー系で、配合の枠組み(ロベルト系×ニジンスキー系)は昨日のシルクフェイマスの稿でも取り上げた“春天マイスター”ライスシャワーのそれに通じる。
父の成長曲線は5歳で引退するまで右肩上がりをキープしていたし、この春は母の異父弟パオリニが7歳にしてG1・3勝目を挙げたように、牝系のカラーも晩成型。まだまだ開発余地は十分に残されている。4歳4強が未体験となる“最後の1゚”での大ドンデン返しに期待だ。
◎チャクラ
○シルクフェイマス
×ザッツザプレンティ
▲ファストタテヤマ
△ナムラサンクス
△リンカーン
△ネオユニヴァース
「スポニチ平成16年5月2日付け掲載」
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