「RGB」レポ…〔4-4
そしてメンバー退場。この時点で7時50分くらい。
…アンコールを求める拍手が何分か続くが、誰も戻ってくる気配がない。
このまま拍手がやんだらアンコールはなし?などと心配し始めたころ。
やっと物販で売られていた楽譜を片手に昭乃さんが再登場!
昭乃さん「楽譜を取りに行ってました(笑)大丈夫、アンコールがきたら私一人で弾き語るから〜とか言ってたんで。えと、前からお手紙とかで弾き語りできるような楽譜はないんですか?ってきかれることが多くて。弾き語りするんならやっぱりこれしかないと思って。
作るのに三日かかってます(笑)で、早速訂正があるんですが…」

私は、楽譜が読めないのだが(苦笑)とりあえず「美しい星」の楽譜を取り出す。
「2ページめの2段目、ト音記号がどこでヘ音記号に変わるか書いてないんですが
そこは適当に(会場笑)それと、伴奏がこのまま弾くと…(歌の出だしを弾く)
みんなこんなに(と両手を重ねるしぐさをする)なっちゃうのでアレンジして弾いてください(笑)
音楽は譜面じゃないと思う」(会場笑)

※この楽譜は、後日知り合いのピアノの先生に確認してもらったのですが、伴奏で手が重なるなど、特におかしいところはない。譜面が書けない人の楽譜ではなく、むしろとても丁寧に書いてあるということです。できる人はぜひ弾き語ってみてください。
ピアノ弾き語りで「美しい星」「昼の月」
昭乃さん「楽譜、ここ(ピアノの上)に置きますが、殆ど見てません(笑)」
一番のサビ「♪ああ〜うつくしいほーしー」で一瞬途切れ、あれっと思ったら
ピアノから落ちかけた楽譜を直すというハプニングが(笑)
ギター弾き語りで「ポーリーヌ・ポーリーヌ」
スタッフがマイクをセットし、手渡されたアコースティックギターを膝に抱え脚を組む昭乃さん。
そして「…なあんちゃって♪」(と客席に向かって微笑む)
昭乃さん「HPで私が着ている黒い服のデザイナーさんが、ポーリーヌさんだというのをきいて作りました。
ポーリーヌってすごい可愛い名前だと思いません?
(客席から「昭乃さんの名前も可愛い」と声が上がる)え、昭乃じゃ歌にならないよ〜(苦笑)」

昭乃さん、そのワンピースもポーリーヌ製ですか?私も欲しいなぁ。
歌い終わると「気をつけて帰ってください」といって一階客席と二階席の方へ向かい、
それぞれ両手を振って挨拶され退場。終わったのは午後8時10分くらいでしょうか。
〔全体を通して感想〕
◇スライド映像&照明
今回、曲ごとに(ないのもありましたが)三面にスライド映像が流されたんですがどれもとても良かったです。小川竜郎さんと言う方が作られたそうなんですがメンバー紹介の時、昭乃さんから紹介があったものの、どんな方なのかとうとうお姿を拝見することはできませんでした。
曲に合わせて映像を流すのは、97年の「空から吹く風」ライブから行われたようですが(私が行った一番古いライブがそれなので、それ以前はわかりませんが)今回の映像に関してはプロのワザだ!と感じました。楽曲のプロモーションビデオなど、歌に映像をつけたものは多いですが、昭乃さんの歌の場合、抽象的なものがテーマとなっていることが多く受け取る側それぞれが描くイメージを限定しきれないのできっちりと映像をつけるのはかなり難しいと思うのですが、押し付けがましくなく、観て更に何かを感じられる映像だったと思います。次回もぜひ、小川さんの映像付きライブが観たいです。
照明も、それぞれの曲に合わせとても効果的に使われていて良かったです。
◇ライブ内容曲目
今回は、「降るプラチナ」:「鉱石ラジオ」:「RGB」:新曲他という配分でした。
新曲を一足早く聴けるのも良いのですが、アルバムに初収録された幻のタイアップ曲「祝祭の前」、
菅野よう子さん作曲の「星の木馬」、セルフカバー曲「さかさまの虹」が聴けなかったのはやはり…。
「祝祭の前」聴きたかったなぁ…(溜息)RGBでは「空の青さ」と同じくらいこの曲が好きなのです。
それとアップテンポな曲が無かったゆえに、いまいち盛り上がりにかけ残念でした。
昭乃さんのライブって最初から最後まで会場が水を打ったように静まりかえっていて、皆が身じろぎもせず聴き入っているのが、なんか異様な雰囲気に感じられて慣れなかったんですが、今では私自身も動けなくなってしまいました(苦笑)
ずっと全身を耳にして集中して聴くような曲が多いと疲れてしまうので、拍手以外にも、何か昭乃さんに迷惑にならずに観客の方から「楽しんでますよ♪」と伝える方法はないものだろうかと考えてしまいます。観客の7割くらいは男性だと思うのですが「昭乃さ〜ん」と叫ぶのは女性ばかり(苦笑)
気持ちはわかるのですが、ホール内が静かなのをいいことにやたらステージ上の昭乃さんに声をかけるのも考えものだと思います。
今回昭乃さんのMCが多く、客席を和ませようとする心遣いや余裕が感じられました。
声の調子も悪くなく、とても素敵な歌声を聴かせてくれました。
あと昭乃さんのライブに、コーラスは必須だと常に感じるのですが野口さんとのハモリが美しかったですね。次回は、もっと多くの人が昭乃さんのライブを体験できることを願ってレポを終わります。

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