もう雪はいらん
今年の冬は暖冬だ。
1月だというのに田んぼに積もった雪が消え、春を思わせる陽気が続く。
世間では夏の水不足が心配だの、スキー場に雪がなくて商売あがったりだのといったことが話題にのぼる。
かく言う自分も雪がなくて困っていた一人なのだ(なぜ?ってそれはご想像にお任せします)。
ああ、そんなことをいっていた2週間前が懐かしい。
2000年2月26日9:00現在の新庄の積雪深は125cm。この時期にしては多い方だ。
この2週間雪が降りっぱなしである。最高気温も0℃を上回らず、真冬日の日も多い。
ここは豪雪地帯なのだ。
しかしながら、おかげさまで除雪体制はしっかりしているし、除雪車の運転技術には目を見張るものがある。
まずは道路の除雪。歩道と車道との間にある縁石ぎりぎりを走る。もっとも目印となるポールが20mおきに立っているから、それに沿っていけばなんてことないのかもしれない。
しかし差がつくのは路面である。
路面ギリギリで雪を削れば、日が差したときにアスファルトがでて走りやすくなるし、事故の防止にもつながる。
だが攻めすぎるとアスファルトも削ってしまうし、たまにマンホールなんかを持ち上げてしまうことがある。
こんなジレンマ的な除雪を、新庄の運転手たちは難なくやってのけてしまう。
これが庄内や山形市近辺の下手くそな運転手だと、路面から10cmほど上を削っていく。
すると日中暖かくなって雪が溶けてきたときに、圧雪道路がでこぼこになってしまう。
こんな悪路を走ると、車のサスペンションがいかれてしまうのではないかと思うほどの振動が伝わってくるし、ハンドルを握る手にも力が入って肩がこる。おまけにハンドルが取られるから、車とすれ違うときは冷や汗ものだ。
中にはギリギリを削る人もいるが、春になるとその差は歴然。
アスファルトに刻まれた溝は、圧倒的に庄内が多い。
でもね、やっぱり雪は少ない方がいいよ。
建設関係の仕事がとくにそう。
普通だったら朝の打ち合わせ後すぐに仕事にとりかかるけど、雪が降ったらまず除雪から始めなくてはならない。
重機をフル稼働させて、通常業務ができるようになるのが11時。それから1時間仕事して、午後4時間仕事して終わり。そして次の日はまた除雪から始まる。
1日2時間ずつ除雪にとられると、4日で1日分を損してしまうわけだ。
今の時期だと公共工事の工期が年度末までっていうのが多いから、早く終わらせたいのにはかどらない。
でもなんとか終わらせるところがすごい。
もしかしたら工事費用に除雪代が含まれて、さらに工期も除雪にかかる時間を余計にとってるのかな。
もしそうだとしたら、税金が普通よりも多く使われているってことになる。
よく考えれば除雪も建設会社に委託する場合が多いから、冬って結構稼いでいるんだろうなぁ。
ちょっと納得いかん。
やっぱり雪はもういらんでしょ。