黒鱒研究室番外編
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「ミレニアムラスト対決!」 | |||
| 釣 行 日 |
12月 26日 |
天気 | 雪 |
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時間帯 |
ポイント | ||
| スケジュール | 13:30〜16:00 |
フォレスト白河 | |
| 20down | 20up | 30up | 40up | |
| 釣 果 | 0 | 0 | 1 | 0 |
○真の対決
OKABEさん、トラウト釣りに行きませんか?
そう切り出したのは、マジシャンKUDOHくんである。今シーズンと今世紀を締めくくらないわけにはいかない!と、無謀にもOKABEに挑戦状を叩きつけてきたのである。さらにM-TownのINOUEさんをまじえ、今世紀最後の決着をつけようということになった。
釣りのオールラウンダーSUGAWARAさんを団長に、福島県南部のフォレスト白河に1泊2日の日程で出発だ!
X-Dayの12月26日、前夜から冬型が強まり、一夜にして30cm以上雪が積もってしまった。待ち合わせを9:00としたのもの、とても間に合いそうにない。なんとか1時間遅れで到着。
出発時、積もった雪を必死におろすKUDOHくん。
約20cmは積もってたよ。
しかも彼のギャラン号はローダウン仕様。
いつ腹が支えるか心配だったよ・・・
山形道に乗り、東北道をひたすら南下する。こういう典型的な冬型のときは、奥羽山脈を越えるとピーカンであるはずが、いつまでたっても雪が止む気配がない。白河インターはほとんど栃木なのに、雪が降りつづけており、しかも温度計は-1℃を示している。
車中、M-TownのINOUEさんは
「OKABEさん、オレ、夕食の賄いやってるから頑張ってね」
と、早くも弱気モードに入ってしまった。
「ダメですよ、INOUEさん、そんなんだから朝早起きして八郎潟に行けないんじゃないですか!」
とKUDOHくんに叱られながら、釣りに同意してくれた。
INOUEさん、ここまできて釣りしなきゃもったいないよ。
12:30、真っ白な雪に囲まれた目的地に到着。しかも風も強い。まずは腹ごしらえをして作戦を練り、13:30いよいよ決戦の時を迎えた。
○極寒中の熱い戦い
SUGAWARAさんはフライ、他の3人はルアータックルを選択(っていうよりも、フライできる人はSUGAWARAさんしかいないんだよね・・・)。KUDOHくんは8lbラインにマイクロスプーン、INOUEさんは8lbラインにサスペンドミノー、OKABEは4lbラインにフローティングミノー(メガバスX-55)をセット。
細いラインで警戒心を起こさせないようにし、ミノーのヒラ打ちでリアクションバイトを狙う作戦である。にしても、KUDOHくんとINOUEさん、プレッシャーの高い管理釣り場で8lbラインは命取りなんじゃないの?この勝負、もらったな。ムフフ。
4つある池のうち、1つを選んで並んでキャストする。しばらくすると、団長のフライロッドが弧を描いている。しかし途中でバレてしまったようだ。団長は直接の勝敗にかかわってないから、プレッシャーにはならないんだけどね。とにかく、KUDOHくんとINOUEさんよりも数多く釣ればいいのである。
しばらくキャスト&トィッチを続けていると、ゴゴゴンという感触が伝わってきた。
きたか?と思ってロッドを煽るが、何もきていない。しかし、リールのハンドルを巻くとゴゴゴンという感触が伝わってくる。もしやと思ってトップガイドを見ると、すっかり凍り付いてしまっているではないか!氷点下での釣りは初めてだったので(-5℃)、思いもよらなかった。時々水面にロッドティップをつけて氷を落とし、寒さに耐えながらの釣りとなってしまった。
そして寒さに耐え切れなくなったINOUEさんは、ロッジに暖を取りに行ったようである。早速1人脱落か?
20分後、十分体を温めたINOUEさんが戻ってきた。そしておもむろにキャスト・・・
バシャバシャ!
ガツガツ釣りをしていたOKABEの目の前で、数投目にしてヒットである。
俄然やる気のでてきたKUDOHくんとOKABEであるが、あまりの寒さに暖をとる。

左:INOUEさんにやられたー!
でもそのレインボー、ちっちゃいね。
右:KUDOHくん、どう?
ぜんっぜーんダメです。
休憩後、別の池にポイントを移動して勝負再開である。
どうもフローティングミノーの調子がよくないので、INOUEさんにあやかりサスペンドミノーにチェンジ(LIVE-Xスモルト)。KUDOHくんも地味目のスプーンにチェンジ。と同時にロッドが弧を描く・・・KUDOHくんのロッドが・・・ま、まずい、OKABEだけ釣ってないぞ。
あせる気持ちを抑えながら、サスペンドミノーの基本を思い出す。そうだ、ミレニアム初バスは、トィッチ後の長めのポーズにきたんだ。同じ鱒属だから、ヒラを打たせた直後に食うタイミングを与えてやればいいんだと自分に言い聞かせながらロッドを操る。そして忘れかけていたあの振動がロッドに伝わる!

左:KUDOHくんに先を越されたー。
さすが、デカく見せるマジックは忘れてないね。
右:OKABEもようやくゲット。
やや小ぶりだなぁ。
ちなみにこのとき、INOUEさんは暖を取ってました。
全員がひとまずレインボーをゲットして気分も落ち着き、ゆっくり温まった後、ラストの30分に勝負をかける。
開始早々、またもやINOUEさんのロッドがしなっている。そして彼の高らかな笑い声が、白河の山中に響き渡った。
1本リードした余裕からか、またもストーブに温まりに行くINOUEさん。それを必死に追いかけるKUDOH&OKABE。ここで貴重なバイトを2度もバラしてしまうOKABEの失態を尻目に、十分体を温めたINOUEさんのロッドがまたもやしなる。

左:フックを外すのに手間取るINOUEさん。
右:INOUEさん、勝利を確実なものにする1本。
このレインボーは、みんなにふるまわれました。
お腹には餌のペレットがそのまま入ってた・・・
辺りも暗くなった16:30、無念のタイムアップ。ミレニアムラストの勝者はINOUEさんに決定!おめでとーございます。
宿泊場所のコテージに移動し、ウィナーINOUEよりレインボーのチャンチャン焼きがふるまわれる。みんな、美味しくいただきました。INOUEさん、ご馳走さま。
ミレニアムシーズンラストを勝利で飾れなかったけど、過去の勝利にこだわっちゃいけないよね?INOUEさん。やっぱりスタートが肝心だから、21世紀最初の対決が大事だよね。KUDOHくんもそう思うでしょ?
○追記
帰りはSUGAWARAさんとKUDOHくんが早く帰るということで2組に分かれて帰ったが、KUDOHくんは47号の事故渋滞に巻き込まれて4時間も足止めをくらったらしい。
そしてウィナーINOUEとOKABEは、赤湯温泉で美味いラーメンを食べようと寄り道したにもかかわらず定休日、ならば天童のラーメンだと意気込んだらまた休み・・・結局チェーンのラーメン屋で食べるはめに・・・
途中、河北で入院中の先輩を見舞って帰ったが、新庄に着くまで2時間もかかってしまった。しかもその後、OKABEのシビック号はとんでもないことに。

左:雪に埋もれるシビック号。
わずかに立てたワイパーの先端が見える。
右:赤がボンネットとフロントガラスのライン。
ドアのところまで埋まってどうしよう・・・
立ち尽くすOKABEの目の前に、同じシビック号を駆る、後輩のKATOHくんが颯爽と登場する。しかも、新品のスノーダンプをつけて。そして彼は手際よく回りの雪を取り除いてくれた。
ありがとうKATOHくん。よくできた後輩がいて、OKABEは本当に嬉しいよ!
いろいろたいへんなことがあったけど、最後はいいことで終わることができた。
来年もいいことがありますように。