黒鱒研究室 釣果報告
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「この時期に爆発!?」 |
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| 釣 行 日 |
1999年11月7日 |
天気 | 晴れ |
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時間帯 |
ポイント | ||
| スケジュール | 10:00〜13:00 14:30〜16:30
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NOKポイント 再びNOKポイント |
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| 20down | 20up | 30up | 40up | |
| 釣 果 | 1 | 2 | 11 | 4 |
○本日納竿
1998年11月に八郎潟へは2回行った。8日と14日である。8日はその前3日間穏やかな天気だったのでそこそこの釣果をあげることができたが、14日は風が強く、気温もかなり低い中でようやく1本あげたという状況だった。とにかくバス釣りも終盤になると、天気と相談しないと思ったような釣果をあげるのが難しい。
でも今年は穏やかな天気が続いている。3日に八郎潟に行ってから毎日天気予報を見ているが、週末まで保ちそうな雰囲気。それ以降の天気はさっぱりわからないから、もう行けるときに行くしかないっしょ!
○猟解禁の八郎潟
いくら天気が良いといっても、朝晩は結構冷える。こんなときは早く行っても体が冷えるだけだし、バスも暖まるまで活性があがらないだろうと予想し、10:00到着を目標に出発。昭和男鹿半島ICを降りると無風、快晴の思惑通りのコンディション。辺りを見回しながらポイントに近づき、近くの駐車スペースに車を止める。もちろん先行者はいない。今日はこのポイント独占だぜと思って準備をしていると、「パーン、ハフッ、ハフッ、シッ、シッ」という音が聞こえた。
なんだなんだ?
おそるおそる土手に上ると、猟銃を脇に抱え、セッターを引き連れている人が遠くに去っていくのが見えた。同時に目の前に先行者が。
「なんなんですか?」と尋ねると、カモ撃ちにきているとのこと。どうやら11月にはいるとカモ猟が解禁になるらしい。大丈夫ですかときくと、銃口を上に向けて打っているから大丈夫だとのこと。でもそれって大丈夫じゃないよね。
こうなったら自衛策にでるしかない。とにかく目立つ格好をして、ここに人がいますよと訴えるのが一番だろう。
○気になるポイント
10月に一度探りを入れ、結構行けるとふんだこのNOKポイント。前回11月3日は同行者に女性がいたので無理できないと思い、ほんの30分しか攻められなかったので、今日は徹底的に攻めるぞと誓っていたのだ。
早速長靴で行けるところまで入水。この頃の八郎潟は減水気味なので、NOKポイントはコンクリート護岸から先7mほど立ち込みできるのだ。けどちょっとテクニックがいる。いくら減水しているからといって、ウェーダーでもない限りズブズブ入ることはできないのである。水面下に見える平らで大きめの石を探し、義経の八艘飛びのようにその上を歩かなければならないのだ。足を滑らそうものならずぶ濡れは免れない。下手をすると転んだ拍子に頭を打ったりするかもしれない(だから女性連れのときは遠慮したのね)。重心を低くし、両足と右手で体を支え、行けるところまで先に進んで足場を固定した。ここまで来ると、真横に投げればブレイクラインを線で攻めることができるし、縦に投げれば沖のブレイクを狙うことができる。まさに一石二鳥。けど移動を頻繁にできないから、一点で広範囲をカバーできるように遠投性重視の7ftスピニングロッドを使用。リグは重量があって根掛かりしにくいセンコー6インチノーシンカーを選択。リフト&フォールで誘う作戦。よーし、今日もぶっ飛ばすぞ。
○本日の1本目
意気揚々とポイントに乗り込みキャストするものの、1時間たってもさっぱりあたりがない。おかしい。この時期、水温が上がれば釣れるだろうとよんでいたし、エサとなるベイトフィッシュも近くで騒いでいるからバスもいるだろうと予想していたけど、あまりにも日差しが強くて裏目に出てるのかな?でも10月の実績もあるし、12:00までは粘ろうと考えていた矢先の11:15。横のブレイクライン沿いできました、本日の1本目の30up。こうなると不思議なもので気持ちに余裕ができ、またバイトがある。連続で30upをゲット。一度ポイントを移動して12:10、今度は沖目のブレイクで30upを追加。
ぽつぽつ30upはでるけど、40upがでない。今日が今シーズン最後の八郎潟になるかもしれないから、せめて40upが欲しい。さらに粘ること40分。横のブレイクラインからようやく40cmを引きずり出すことに成功した。よーし、当面の目標は達成したぞ。
この格好だったら目立つでしょ?これで猟師対策もばっちりだ。
(本当はこの写真、11月20日にきよきよさんから撮ってもらったんだけど、文字ばっかりだとつまらんので代用させていただきました。同じ40cmだから許してね。水面下にうっすらと見えるゴロタ石の様子がわかるかな?)
○八郎潟一周の旅
13:00 気持ちに余裕ができると、他の人たちの様子はどうだろうと気になってきた。実践!渡辺道場で知り合ったTAKUさんときよきよさんは今日、連んでB川河口に行くっていってたな。ちょっと様子を見に行ってみようと思い、パンにかぶりつきながら車を走らせる。河口に到着し、2人はどこかなーと辺りをしばらく見回すも誰もいない。どうやらポイントを移動しているようだ。
次に140度ボード付近に行ってみる。おーおー、車がいっぱいとまってるぞ。さてと、2人はどこかなと捜すが見あたらない。ついでだから周りにいる人に「今日の釣果はどんなもんですか?」と尋ね歩くと、あたりすらない人がほとんどだった。
そんな中、一人気を吐いているおっちゃんがいた。彼は4本の竿を並べてフナやコイを狙っているようなのだが、くるのはバスばかり。目の前で立て続けに2本のバスを釣り上げていた。
なんという皮肉
周りのバサーがかわいそうに思えてきたよ。けどおっちゃんも面白くなさそうだったけどね。
なんだかんだで1時間ほどウロウロしたが見つけられなかった。結局調整池をぐるり一周してきて、再びNOKポイントで勝負をかけることにしたよ。
○バス食いオヤジ出現
14:30 戻ってきましたNOKポイント。午前中と全く同じパターン。この段階ではあと3本ぐらいは上げたいなと思っていたんだけど、開始直後の30upを筆頭に、15:30までに44cm、40cm、30up5本を追加。しかもほとんど同じポイント。沖目にキャストしてゴロタ石の底を感じながら引いてくると、途中ウィードらしきものに引っかかって、もそっとした感触が伝わってくるところがある。そこでしばらく待っているともそっとした感触がモゾモゾしたバイトの感触に変わってくるのだ。この作戦で結構おいしい思いをしたぞ。
このポイントでちょっとあたりが遠のいた15:30、ちょっとポイント移動。午前中よりもちょっと向かい風が強くなってきたけど、キャストに支障はないし、底の感触も十分とることができる。でも波が立ってきて長靴に水が入りそう。
そんなことを気にもかけずまた同じパターンで始めると、早速沖目できましたナイスバス。遠くでジャンプしているバスを強引に引き寄せ、ランディングしたそのとき、
「でっけーなー、それがバスっちゅうやつか。ちょっと見せてくれないか?」
と、いつの間にか背後に立っていたオヤジから不意に声をかけられた。ちょっと気をよくしていたから、爽やかに「いいですよ」といって近づくなりこのオヤジ、
「バスを刺身にして食いてーから、オレにくれないか?」
とのたまった。彼がいうには、バスを食いたくてエサ釣りをしてるのだが一回も釣れたことがないのだそうだ。さっき140度ボード付近でみたおっちゃんとは全くの正反対。世の中うまくいかないものだなと実感してしまった。
バスを快くあげた後、彼はいずこへと去っていった。後日またこのオヤジにこのポイントで会い、とっても旨かったよ、どうもありがとうなんてお礼を言われちゃった。
さて、気を取り直して入水し、釣り開始。順調に30upを追加したが、その中に20cmにも満たないバスも1本混じった。このとき使用したのはセンコー6インチ。全長約15cm。バスの体長とほとんど変わらないぞ。いったいどうやって食ってきたんだ?
そして日も暮れかけた16:30。今日最大の45cmをゲット。これも沖目。このサイズになると、一瞬50upか?と思ってしまうほどでかい。メジャーをあてるまでどきどきする瞬間であるが、自己最高にはあと1cm足りない。だけど日も暮れてきたことだし、いい気持ちで帰るにはちょうどいい頃だと判断し、帰ろうと岸のほうを振り向く。
えっ、どうやって帰ろう・・・
ちょっと暗くなった程度ならまだしも、波が高くなってきて水面下の石が全く見えなくなっていた。ヤバイ、どうしよう・・・考えること20秒、ここは足下がずぶ濡れになるのを覚悟して、最短距離で帰るのがいいという結論に達した。だって、見えない足場を探しながらおそるおそる行ったって足を滑らせて濡れてしまう可能性が高いし、大丈夫だと思って体重をかけた瞬間転んだりしたらかえって危ない。それに今日はいい釣りができたから、ちょっと濡れるくらいだったらいいかなって気持ちが大きくなっていたので、ザブザブ膝上まで水に浸かって無事岸までたどり着くことができた。
釣りをするときは無理をするものじゃないと、最後に思い知らされた日だった。
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