本年度福祉施設栄養士研修

平成19年度 社会福祉施設栄養士研修 エフワイエル主催(長野県委託事業)

プログラム

講 義
「生きる心を育てる」栄養士の技と心
講 師
管理栄養士 大木 由枝
 ホテルデュシェルブルー栄養研究室所属
 (社)山梨県栄養士会理事
 学校法人甲府看護専門学校栄養学講師
 NPO法人日本栄養改善学会評議員

ワークショップ

ファシリテーター
大出 俊次(元長野職業能力開発協会人材育成コンサルタント)
鹿川 志保(NPO法人アイネットSAKUMA代表理事)
五反田 徹(長野県障害者施策推進協議会委員)

開催日時

松本会場
平成19年10月1日(月) 長野県松本文化会館
講義:9:30~12:30 / ワークショップ:13:30~16:30(受付開始:9:00~)
長野会場
平成19年10月2日(火) 若里市民ホール
講義:9:00~12:00 / ワークショップ:13:00~16:00(受付開始:8:30~)
募集定員及び対象者
社会福祉施設に勤務する栄養士等で各会場50名
参加費
資料代500円
申し込み方法
申込書に記入のうえ、郵送またはFAXにてお申し込み下さい。
申し込み期限
終了致しました
申し込み用紙
こちらから申込み用紙をダウンロードしてください
お問合せ先
有限会社 エフワイエル
〒390-0861 松本市蟻ケ崎1-4-46 メゾン蟻ケ崎103
TEL/FAX:0263−34−2940 / E-mail:fyl@khaki.plala.or.jp

過去の大木先生講演要旨抜粋

ホテルで提供する食事は、喫食者自身がその人の味覚で、美味しいと感じるものでなければなりません。また、華やかな美しさを伴い、食後充満する満足感があるものでなければなりません。技術的にも芸術的にも、プロの料理が求められるのです。その上、金銭価値と直接交換されるとても厳しい立場にあります。

当ホテルの特別食提供の目的は、「何かの理由で食事に制限のある人々が、豊かな自然の中で食する楽しさを呼び戻し、生きる喜びを感じる事」にあります。それは、健康志向の人々にはその食事思想を維持しながらフランス料理の食文化を味わう豊かなひと時を提供し、食事療法患者においては治療への意欲を促進するのです。

食事に制限があると、行動範囲にある程度の制約を受けます。また、食事に制限があると、食事を楽しむ心の余裕が少なくなります。特に外食に関しては大きな問題を抱えます。既成の料理を目前に、常に何を食べ、何を残し、全体量を何処まで喫食するか頭より離れない。安心して喫食できないので、外食はもちろん、旅行まで控える人々は意外に多いのです。長期間におよべば、家族もまた二次的に影響を受け、両者の関係に精神的ひずみが生まれる事も少なくありません。行動制約の根本にあるもの、それは食事です。

特別食を高原のホテルで提供できれば、食事に制限がある人々の行動範囲は確実に広がります。高原の雄大な自然は人々の心を癒し、家族や親しい友人と味わう食事は食する楽しさを呼び戻し、生きる喜びを与えます。高原のホテルでの特別食提供の意義は、食事に関する事ばかりではなく、多角的で奥深いのです。

しかし、ホテルで医療機関と同等の特別食を提供する事は、かなり難しいことです。ホテルの食事と食事療法食は、双方とも食事ですが目的が異なります。異なる二つの目的を一つの料理に達成するのは、おそらく、実際に研究した者でなければ理解できないほど困難なものです。

[IDF/WHO世界糖尿病ディー・2002記念フォーラムより]