2003 国際福祉機器展 視察報告

H.C.R.2003 お恥ずかし体験レポート           T・G

10/17、朝6時50分のあずさに無理やり飛び込み どうにか会場へ入りました。

私の目的はワークショプのプログラム「自助具の部屋」です。
入場してから大手業者の展示を見て、車椅子・ベッド専門業者の数の多いのに驚き、また身体障害者の来場者数にびっくりしました。各メーカーが独自のアイデアで開発したものもあり、残念なことに単なるコピー商品のブースも多々ありました。パイプ形式の車椅子が多い中でW社の木材質の車椅子(施設でよく見かける形式)、歩行器に力を注いでいるR社の新製品2点が脳裏に焼きついています。長野県の福祉機器企業では、上田トーコーは出展しておらず、(株)シナノのブースへ行きました。現時点では新製品の予定はなく、特許も申請していないので他社がコピー製品を出しているとのことでした。私としては折れ曲がりの杖には反対で、使用中に中の伸縮ゴムが切れた場合利用者の転倒、大怪我につながるからSGマークが取れないのではと話しました。

その後どうしても挨拶しなければならないブース数件を回り、手持ちのパンフレットの袋が重くなったころ、ついに痛みが襲ってきて、救護室へやっとの思いで入りました。持病の腰痛が激しくなりベッドに3時間ほど横になり、結果、当初の最大の目的は夢と消えました。

救護室の中はベッド数が5台医師1名、看護師2名の体制でしたが、次から次へと入室してきて待ちの椅子は次々と埋まってきました。
結構利用する人が多いのに驚きました。帰ってから届いた宅配便の資料を見てつくづく感じたことは・・・

反省 @大きなイベントの際は万全の体調で行く事。

    Aデジカメが使えるかの事前確認の必要

    B出展企業を確認、順路等のため、ネットを使って会場案内図を事前に用意する事

    C企業担当者ととことん話をし、自社製品と他社製品との違いを聞きだす事

以上失敗の多かった私の恥ずかしい話です。


H.C.R.2003 初めて体験レポート             S・H

初日の10月15日、H.C.R.に行ってきました。会場に足を踏み入れた瞬間、人の多さと熱気にとても驚きました。初めて目にする福祉機器も多く、また実際に福祉機器に触れたりすることができ、とても勉強になった一日でした。           

特に印象に残っている商品は、(株)NABCOのアシストホイール(介助用電動車椅子)です。男性職員さんにその車椅子に乗って頂き、私が上り・下り坂を押して歩いたのですが、上り坂は少し押すだけで楽に進みました。簡単に言えば、電動自転車をこいだ感じにとても似ています。下り坂は「車椅子から手を放してみて下さい」という説明に従って坂の上から恐る恐る手を放した所、職員さんを乗せたままゆっくりと坂を下っていきました。この商品は、介助者にとって楽であると共に車椅子に乗っている方にとって安心して利用できる商品だと感じました。

13:30〜14:30の間ラックヘルスケア(株)の渡部 昇氏による講演「歩行車の役割と選定〜介護予防と社会的コストの削減〜」を聞いてきました。歩行車を選定するにあたっては、利用者の使用環境や身体状況等を総合的に考え、どこまで折り合いがつくかを検討することが大切だとよく分かりました。どちらが欠けても不都合が出てくるため、選定にあたっては十分気を付けなければならないということを改めて感じました。

 シルバーカーは歩行車に比べて街中で見掛ける機会が多いですが、歩行補助という点では左右で支えて歩くことのできる歩行車がよいそうです。胸の前で押す押し車タイプのシルバーカーだと、押したらそのまま真っすぐ進んでしまいますが、歩行車だと安定がよいためだそうです。しかし、歩行車などに限らず、福祉機器に対して多くの高齢者は拒絶感を持っていたり、世間体を気にするなどの理由から使いたがらないという現実があるようです。「福祉機器を使いなさい」ではなくて、メリットを教えることが大切だと渡部氏はおっしゃっていました。この講演を聞いて、福祉機器利用のメリットを沢山の人に伝え、福祉機器によってより安全な生活ができるようになったり、活動の幅が広がったりする利用者が増え、生活の質の向上につながっていけばいいなと思いました。

 

H.C.R.2003 ツアコンも初体験!レポート             C・T

7月のモダンホスピタルショウに続いて、東京ビックサイトに行ってまいりました。病院・施設関係に限られていたモダンホスピタルショウに比べてだいぶ人が多く、ブースによっては人垣ができて、商品が見えないところもありました。福祉機器に対する関心の高さが感じられます。テレビでも初日の夜にニュースとして伝えていました。

今回は我社の男性陣2人を引き連れての珍道中・・・?! 展示会初めての二人をツアコンよろしく、松本から東京ビックサイトまでお連れ申し上げ、私の使命は終わったかと思いましたが、会場では救護室に駆け込むやら、喫煙コーナーを捜し求めるやら、ワークショップの会場にたどりつけないやら、最後までいろいろと騒動がございました。帰りのあずさに乗ったときは無事帰還できて安堵のため息がでました。

また今回は2つのワークショップに参加しましたが、そのひとつを簡単にご報告いたします。

「玄関のバリアフリー・新たなこころみ レンタル?か住宅改修?」 千葉県・大邦機電(有)主催

主な参加対象「一般、車イス利用者、ケアマネージャー、自治体担当者、住宅改修業者、福祉用具貸与事業者、OT、PT」

ワークショップのテーマは「車イス利用者にとり、家の出入は大きな問題です。現行の介護保険サービスを最大限に利用し、車イス利用者本人はもとより、ご家族にとっての快適生活の為のヒントになります。リフトメーカーと改修業者が協力し、ご提案いたします。」というもの。

まず、段差解消機をレンタルするにあたっての概要と問題点の抽出、そして個々の事例についての報告。興味深かったのが『利用者の出入り口の動線上にレンタル商品を設置すると、住宅改修は適用できない。』という指摘! つまり、玄関に段差解消機を持ってくると、その周囲で細かい段差解消工事をしようとしても住宅改修は使えなくなってしまうというものでした。あくまでも千葉県の事例と言うことですが、どこの自治体でもそういう可能性が強いとのこと。スロープと段差解消機を同時に利用しようとする場合、注意が必要になってきます。

他の事を考えても介護保険の購入対象商品、レンタル対象商品は決まっているので、うまく組み合わせないと、利用者さんにとって使いやすい環境を作ることはできません。商品知識と制度に対する知識を深めて、お客様により良い提案をご提供できるようにならねばと思いました。

今回、当社でも住宅改修の案件があり、いろいろな事例を学んでおきたいと思っていましたので、勢い込んで聞いてまいりましたが、利用者さん一人一人にその数だけの改修事例があり、その奥深さと難しさを痛感した次第です。また住宅改修の場合は多分に地域性もあり、あそこでできたものをここでもというわけには一概にいきません。段差解消機は4月からレンタルが解禁になり、魅力あるもののひとつですが、設置のための基礎を打つのは自己負担でとか、レンタル対応機器が限られていたり等、まだまだ未開拓の領域だと思います。今後も機会あるごとに実際の改修事例を多く吸収していき、広い視野での提案を心がけたいと思います。



随時、あと2人の報告が続きます。お楽しみに・・・・

会場内は撮影禁止でしたので、今回の写真は残念ながら外部のみです。

当社の男性社員、おのぼり道中の記念写真にて、ちゃんちゃん!!ということにさせて頂きます。

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