西富士道路


西富士道路料金所

路線名 国道139号線
有料道路区間 富士市〜富士宮市
総延長 6.8km
供用開始日 1982年4月2日
事業費 213億円
料金 普通車  200円
大型車  310円
特大車  730円
【現在の状況や問題点など】
東名高速富士I.Cと接続している西富士道路は、
日本道路公団が管理している一般有料道路である。
さすがJHだけあって、自動車専用道路となっていて、
一般道との接続はインターチェンジに限られている。
制限速度も80kmであり、ほとんど高速となんら変わらない。
そもそも富士市と富士宮市を結ぶ国道139号線は、
朝夕を中心に交通量が増大しており、
この西富士道路は国道139号線のバイパスとして、
渋滞緩和と時間短縮の両面で大きく貢献しているといえる。
しかし、あえて言わせてもらうと、
せっかく西富士道路を自動車専用道路として作ったなら、
先に完成して供用されていた、自動車専用道路の富士宮道路と、
接続させてしまえばよかったのではないだろうか。
現在富士市から富士宮市を目指してこの道路を走行すると、
有料区間が終わったところで本線の国道139号線が合流する。
片側2車線は変わらないが、高速でなくなり信号もあるバイパスに、
本線からの車が増えるわけだから、結果的に車線数は減少。
素人目に見てもここから渋滞が発生することはわかる。
富士宮道路に西富士道路が直結すれば、
この付近に長大な準高速が誕生し、今以上に渋滞が解消し、
富士五湖方面に抜ける車にも、大きなメリットがある。
そのような設計にしなかったことが、悔やまれる。

今回は、富士市から富士宮市方面に向かって走行してみる。
国道139号線に接続している富士I.Cから西富士道路に入る。
すぐ東名富士I.Cが分岐、さらに数百m進むと広見I.Cに。
有料道路といっても、富士I.Cから広見I.Cだけの利用なら料金所を通過しないために料金はかからない。


広見I.C

広見I.Cを過ぎると、高架から半地下構造へと変わる。
付近の住民への騒音を配慮した構造であるが、事業費はかさんだことだろう。
片側2車線の道路はほぼ真っ直ぐに貫いている。


広見I.Cを過ぎたあたり

半地下構造に

半地下構造を抜けると、目の前にこの道路を跨ぐように建設された、真新しい橋脚が飛びこんできた。
これが今、JHが建設を進めている第2東名の、現在の姿である。
さすがに第2東名と西富士道路の間には、JCTは作られず交差するだけだろうが。


第2東名の橋脚群

やがて西富士道路の料金所が見えてくる。
料金所を過ぎるとまもなく有料道路区間は終点を迎える。


終点間際の青看

【感想】
6.8kmの距離も、流れに乗って80km以上で走行すると、
わずが5分たらずで終点に辿り付いてしまった。
さすがに制限速度80kmだと、カーブもゆるやかにつくられていて、
非常に走行しやすかった。これなら1日2万台オーバーの交通量にも、
充分堪えうるだろう。

2004年6月21日公開

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