ひよどり山有料道路
2007年6月1日より無料解放


ひよどり山有料道路料金所

路線名 都道166号瑞穂あきる野八王子線
有料道路区間 八王子市
総延長 1.7km
供用開始日 2001年1月28日
事業費 117億円
料金 普通車  200円
中型車  250円
大型車  350円
特大車  550円
軽自動車等 150円
軽車両等  20円
【歴史】
近年、発展の著しい八王子市においては、
中心市街地と八王子インターチェンジ周辺地区や昭島方面を連絡する南北交通が、
国道16号と16号バイパスに集中しており、朝夕を中心に交通渋滞が生じています。
 さらに、八王子インターチェンジ周辺地区では、
面的な整備、市街化の進展が見込まれており、安全で快適な市街地を形成する上で、
とりわけ南北方向の人や車の交流を促す新たな交通ルートが必要となっています。
 ひよどり山有料道路は、このような交通需要に対処するために、
国道16号と16号バイパスの中間に建設された道路で、
小宮公園地区をトンネルにするなど、地域環境に配慮した構造となっていおります。
【現在の状況や問題点など】
ひよどり山有料道路は、八王子市街地のど真ん中にある。
しかし2つの16号に挟まれたところにあり、
流れに乗っていれば自然に入ってしまう八王子バイパスなどと違い、
付近の地理に詳しくないドライバーはこの道路を利用しにくい。
つまり、この道路は地域の住民がいかに利用するかにかかっている。
そういった面では、他の地方道路公社が管理している有料道路とは、
ちょっと違う感じがする。
で気になる交通量であるが、予想交通量6200台には達していないようである。
ま、開通してまだ3年しかたっていないのだから、
現段階で結論づけるのは早計であり、地域にこの道路が根付いてくれば、
自然と交通量が増えてくるだろう。
要はいかにこの道路が有効であるか、つまり200円の通行料を払うだけの価値があるか、
それを地域住民に理解してもらうことが重要だろう。
市街地にあるため、歩道がトンネル内にもあり、換気施設も整っていて、
自転車での通行も容易であることは、大きく評価できる点であろう。
国道16号は1日4万台以上の交通量があることからも、
この道路がもっと交通量が増える可能性は十二分にあるわけで、
今後も一層の経営努力をしていただき、広く活用していただきたいものである。

今回は北から南に向かって走行してみた。
梅坪町の左滝橋西交差点から、ひよどり山有料道路の建設に合わせて、
都が新設した道路が南に伸びている。
500mも走れば、ひよどり山有料道路北交差点に差し掛かり、ここが起点となっている。


起点である、ひよどり山有料道路北交差点

有料区間に入ると、なだらかな下り左カーブで、左入トンネルに入る。
起点から左側に歩道が設置されていたが、トンネル内も変わらず続いている。


左入トンネル

左入トンネルから起点を望む

左入トンネルを抜けると、目の前が料金所。左には公社の建物がある。
料金授受は機械によっておこなっている。
料金所を抜けると、すぐひよどり山トンネルに入る。


料金所構内。奥は公社の建物。

ひよどり山トンネル尾崎町側

ひよどり山トンネルは、全長1030m。市街地のトンネルにしては、意外にも結構長い。
しかも入り口に強大な換気施設があり、まず目に飛び込んでくる。
それもそのはず、このひよどり山トンネルもでっかい歩道が完備されている。
歩行者もこのトンネルを通るため、換気には一層気を使っているのだろう。
ひよどり山トンネルを抜けると、そこはひよどり山有料道路南交差点。終点である。
南側は完全な市街地であった。


ひよどり山トンネル大和田町側

【感想】
実際に走行してみた感想だが、200円という通行料金は高いかも知れない。
生活道路としての側面を考えると、150円くらいが上限ではないかと思う。
もし今後も交通量が上がらなければ、いずれなんらかの対策が必要だろう。

2004年6月23日公開

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