おねてぃ&おね☆2聖地巡礼ツアーレポ
第94回 2004年8月11日(水)

海ノ口駅のノートが見つかった。非常に嬉しいことである。
見つけてくださった方々には、感謝の意を表したい。ありがとうございます。
現在そのノートは、縁川商店に退避してあるそうで、それなら一安心である。
今日はあいにく縁川商店の休業日の水曜日であるので、そのノートの確認はできないが、
今週日曜の木崎湖花火大会に行けるか、まだ微妙なところなので、
毎週巡礼をとりあえずしておこうと思い、今日巡礼することにした。

水曜日に行けるのは、会社が夏休みに入ったからである。
もっとも明日は臨時出勤しなければいけない為、木崎湖でゆっくりはしていられないのだが。

8月11日午前8時26分出発。
今日は暑く、気温は軽く30℃を超えていた。
さすがにこの時期は道路は混んでいて、あがたの森に着いたのは午後11時10分であった。

75週連続94回目の聖地巡礼。
旧松本高校正面の定点観測をまず済ませ、校舎を経由して中庭へ。
今日は工事は行われていない模様で、先週あった小型のユンボもなかった。


今日の旧松本高校

城山公園に移動して楓展望台へ。
今日の目標のひとつは、例の展望台横のオブジェを確認することである。
あのオブジェが、絵本作家いわさきちひろさんの没後30年に合わせて建立されたものであることを、
掲示板の書き込みから知ったのであるが、
そのちひろさんの記念碑の除幕式が、去る8月8日に城山公園にて行われたのであった。

つまりようやく記念碑が一般公開されたわけで、リアルに言えばレポのネタになるわけである。
楓展望台の定点観測を済ませて近づくと、階段の脇に記念碑があった。
記念碑には、ちひろさんがこの松本に住むようになった経緯が書かれていた。


今日の楓展望台

いわさきちひろさんの記念碑

記念碑の紹介文

オブジェには、新たに中央に椅子が建立されていた。
これに関しては、この記念碑についてのニュース記事を引用させてもらおう。
碑は、上から見ると花の形になるよう、約五メートル四方に花びらを模したピンク色の御影石を五枚配して、
中央に同じ御影石製のいすを置いた。子どもを多く描いた画家をしのんで、
碑も子どもが周囲で遊ぶことで完成品になるように―と、いすは小学生低学年の子どもが座りやすい高さに。
子どもが座るとちょうど頭の上の位置に、ちひろの作品「赤い毛糸帽の女の子」が見えるようになっている。


なるほど、確かに椅子には、ちひろさんの絵が描かれてあった。椅子の正面と裏側の2つ。
椅子だけでなく、その絵も撮影させてもらった。


ちひろ記念碑のオブジェである「ちひろの椅子」

「ちひろの椅子」に描かれてあった作品。左が正面、右が裏側。

さすがに建立したてだけあって、碑はとても綺麗であった。
願わくは、いたずらや落書きなどされず、永く親しまれてほしいものである。

木崎湖に到着したのは、午後0時40分頃であった。
海ノ口駅にまず向かい駅舎に入ると、先週私が寄贈したノートは、
なんとたった4日間で21ページも進んでいた。1日5ページペースである。
これは去年の同時期と同じくらいのファンが訪れているわけで、すごいとしか言いようがない。
そのノートを読んでいると、先週お会いした山梨県上野原町の住人さんが入ってきた。
山梨県上野原町の住人さんは、昨日井出監督が木崎湖に見えた、と教えてくれた。
「えっ!。」
これには驚き。ノートを見ると、確かに井出監督とお会いしたファンの書き込みが、幾人かあった。
うーん、今回は1日違いでお会いできなかったか。残念。

って、先週さやかさんにお会いできたのだから、今週も監督に会えたら、みんなから非難ゴーゴーでしょう。
そんなに運は続かないよね。
ホームの笹の短冊に、監督の書き込みがあるとも山梨県上野原町の住人さんは教えてくれたので、
ノートに記帳してからその短冊をみつけて、撮影。
なるほど確かに井出監督のものであった。


今日の海ノ口駅

先週より短冊が増えたホームの笹

井出監督の短冊

駅を出た私は、山梨県上野原町の住人さんと星湖亭へ向かった。
なんでも星湖亭のノートには、井出監督の書き込みがノートにあるそうで、早速それを確認したかった。
星湖亭に入ってお姉さんに挨拶し、「監督が昨日来たそうですね」と話すと、
嬉しそうにノートの監督の書き込みを見せてくださった。

ノートの書き込みは苺たんの絵が描いてあった。これは嬉しい。
お姉さんに、「監督に星湖亭の事を売り込んだのですか?」と尋ねると、
監督と一緒にいた方が、売り込んでくださったそうで、お姉さんにしては控えめだったかも(笑)。
「ダメですよ。監督に私を出して下さい。」
って売り込まなきゃ、とお姉さんに話し盛り上がったのでした。

その後ノートを再び見て、先週見忘れた大原さやかさんの書き込みを、拝見。
うぉ〜、これまた貴重ですな。撮影撮影っと。


先週お会いできた嬉しさで、観るのを忘れていた、大原さやかさんの書き込み

井出監督の書き込み

星湖亭を出た私達は、木崎湖キャンプ場に向かった。
なんでも8月から入場料を取り始めたそうで、しかも500円。
それがあって、先週みずほ桟橋に行かなかったのであるが、やはり定点観測があるため行かないわけにはいかない。
思い切って行ってみて、10分ほどの滞在であると告げると、意外にもタダで入れさせてもらえた。

今日もキャンプ場はすごい人で、みずほ桟橋付近はテントが林立していた。
また湖には多数泳いでいる人がおり、観ていて非常に気持ちよさそうであった。
3週ぶりにみずほ桟橋の定点観測を済ませ、苺桟橋のほうにも歩いていったが、
この時期はキャンプ客が多く桟橋の撮影にはやはり向かなかった。


今日のみずほ桟橋&苺桟橋

今日のキャンプ場

キャンプ場を出た私達は、縁川商店へ。
なんでも今日は定休日なのだが、夏休みでファンが多く来ているのでお店を開けているとのこと。
確かにお店はやっており、中に入って海ノ口駅のノートを確認することができた。
海ノ口駅の過去ノートは、今までも縁川商店のノートが入っていた棚に、綺麗に収まっていた。
私が先週星湖亭に避難させておいた16冊目も、こちらに移動してあった。
この状態なら、特に縁川商店にとっても邪魔にはならない感じに見えた。
一応全部あるか確かめたが、欠けているのはなく全部揃っていた。
また状態も、ゴミ箱に捨てられていたようにはとても見えず、海ノ口駅にあった当時となんら変わりはなかった。

その後ゆっくり、まだ読んでいない23冊目の書き込みに目をやった。
7月30日〜8月6日の7日間で、26ページの書き込みがあり、1日4ページ弱。
今週よりは巡礼者は少なく、やはり今週になって社会人も夏休みに入ったことで、
先週より巡礼者が増えたのであろう。

女将さんにその後挨拶し、ざるうどんを注文してノートのことについて話し合った。
女将さんはこのまま海ノ口駅のノートを置いておいてもいいよ、と言ってくださった。
ありがたいことである。
ただ海ノ口駅でノートを読みたいファンもいるであろうし、海ノ口駅に過去ノートが1冊もないのは、寂しい。
とりあえずお盆が過ぎるまでは、縁川商店に避難させておくが、
そのあとはどうするか、みんなで話し合うことが必要であろう。


縁川商店のノート棚。
中央に海ノ口駅過去ノートが、下段にコピーや新品ノートが置かれてあった。

再び海ノ口駅に戻った私達であったが、程なくして山梨県上野原町の住人さんは家に帰られた。
私は小石ベンチでしばしまったりし、仮眠させてもらった。
夕方4時になったので、今日は引き上げることにした。

4日後には木崎湖花火大会がある。
今年はぜひ観に来たいのだが、果たして来ることができるであろうか。
巡礼通算100回まで、マジック「6」である。

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