おねてぃ&おね☆2聖地巡礼ツアーレポ
第70回 2004年3月6日(土)
ついに、ついに、この日を迎えることができた。
昨年の3月15日から始まった毎週巡礼は、その後1週もかかさずに、
雨の日も風の日も雪の日も木崎湖を訪れ続け、今日の巡礼で丸1年、52週連続巡礼をついに達成することとなった。
思えば私の毎週巡礼は、2002年11月に初巡礼をしたときからの夢であった。
しかし2002年の冬コミに行くために、7週連続で途切れてしまい、
翌2003年、厳冬期が去った3月に、再び毎週巡礼をはじめたのだった。
最初は、自身が作った7週連続を越すのが目標だった。
しかし4月中にあっさり更新してしまうと、もう私の頭の中では、
1年間毎週巡礼を続けるぞ、といううっすらとした目標がたっていた。
思えばこの1年、いろいろなことがあった。
たくさんのおねてぃファンと出会うことができたし、星湖亭や縁川商店の女将さんにも名前を覚えらるまでになった。
最大の出来事は、スタッフツアーに出くわしたことだろう。あの日のことは、一生忘れることができない。
信濃毎日新聞の記者さんに取材を受けたことも、新聞にその記事が載ってしまったことも、
今となっては懐かしい思い出である。
そんな懐かしい思い出を胸に、52週連続巡礼に向かった。
3月6日午前6時。まだ群馬は暗かった。
外に出ると、なんと雪が降っていた。車にも、うっすらと積もっていた。
群馬で雪が降っていたら、長野は一体どうなっているんだ!?。
ネットでは松本や佐久などは昼間は晴れるとの予報であったのだが、早くも難航の巡礼が予想された。
52週連続巡礼への、最後の大きな難関であろうか。
今日は、52週連続巡礼の記念すべき日なので、軽井沢からスタートしようと思っていた。
軽井沢は大晦日に行って以来であり、今年はまだ訪れていないので、ちょうどよかった。
そのためにいつもより早く出発したのだが、思わぬ雪に早く出発して正解であった。
妙義町のあたりで、雪はかなりの本降りになってきた。
R18の碓井バイパスでは、登坂車線は雪はないが、追越車線は雪が積もっているほどに。
そして軽井沢に着くと、そこは道路まで一面真っ白であった。
完全な雪道のなか、旧軽井沢に7時20分に到着。
気温は−3℃。ものすごく寒い!。震えながらチャーチストリートに向かい、正面を撮影。
続いて軽井沢銀座の通りを撮影して、チャーチストリートの中へ。
今日のチャーチストリート
誰もいない軽井沢銀座
Bell Commons&ミカドコーヒー
軽井沢銀座はホントに人がいなかったが、チャーチストリートも人がいなかった(当たり前)。
雪が積もった中庭を撮影したのち、聖パウロ教会へ向かった。
チャーチストリート中庭
聖パウロ教会は、残念ながら閉まっていて中に入ることはできなかった。
仕方なく正面の外観のみの撮影に留め、ロータリーに向かった。
ロータリーでは、「snow angel」の喫茶店ももちろん撮影しておいた。
聖パウロ教会
ロータリー&喫茶店
人っ子一人いない軽井沢銀座の巡礼を終えた私は、松本へ向かって移動を開始した。
この雪では、どのくらい時間がかかるか見当もつかなかった。
軽井沢はまさに本降りであり、今日の巡礼の難航さが表れているようだったが、
意外にもR18から浅間サンラインに入ると、雪がやむばかりでなく、なんと太陽が顔を出してきてビックリ。
「おぉ〜、予報はあっていたのか〜」
などと呟いていると、その言葉も乾かないうちに小諸市でまた雪が降ってきた。
「おいおいおいおい」
と思っていると、今度は東部湯ノ丸インター付近でまた太陽が出てくる有様。
丸子町では快晴のようないい天気になってしまった。
「一体今日の天気はなんなんだ?」
「しかしこの荒れ模様じゃ、三才山は雪だろうなぁ」
その予想は当たり、R254三才山トンネルではまた雪に。
三才山を抜けると、松本ではやんでいた。
道路は意外に順調で、午前9時半頃にはあがたの森公園に到着した。
あがたの森は気温0℃。軽井沢よりは暖かいのだが、若干風があったため体感温度はかわらなかった。
またもや震えながら旧松本高校正面に行くと、なんかいつもと様子が違う。
「あっ、工事用の柵がない!。ああっ!!、玄関の扉が復活している!!」
昨年のこの冬の時期に、工事が始まって以来観ることが出来なくなっていた扉が、
補修までされたうえでついに復活となった。
今までは工事用の扉であったのだから、工事の進展が捗っているとみていいのだろうか。
さっきまでの寒さなど、どこかへ吹き飛んでしまい、小躍りしながら撮影に没頭したのだった。
ついに玄関の扉が復活した、旧松本高校正面
その後は中庭や校舎内を観て廻っていたのだが、校舎を出るとなんと雪が舞っていた。
しかし城山公園に移動すると、今度は太陽が顔を出すあいかわらずの荒れ模様であった。
楓展望台の寒さはまた格別だった。
やっぱりこんな寒い時に、わざわざ展望台に登る人など、私しかいなかった。
うっすらと白くなっていた城山公園
今日の楓展望台
荒れ模様の松本上空と、厚い雲に覆われてそうな木崎湖方面
木崎湖に向かうと、大町に入ったあたりでやはり雪が降ってきた。
しかし意外にも大町市街でも雪道にはなっておらず、ちょっと拍子抜けであった。
木崎湖に午前11時過ぎに到着したところ、やはり少し先週より雪が積もっているようだった。
しかし、木崎湖の氷は残念ながら大半が溶けてしまっていて、ほんの一部だけ残り火のように漂っていた。
海ノ口駅に行くと、カセッキーさんがいた。カセッキーさんと会うのは久しぶりである。
駅舎を見ると、先週はほとんど溶けていた屋根の雪が、降雪によって復活していた。
2人で駅舎に入ると、3人組の巡礼者がおられた。
ノートを観ていると、カセッキーさんがこのあと縁川商店でうどんを食べるとのことなので、
すばやく記帳したのち2人で縁川商店へ向かった。
今日の海ノ口駅
今日の小熊山
縁川商店に行き、女将さんに挨拶して「小石のうどん」を早速注文した。
すると女将さんは、こっそり私を呼んで、「今日で1年?」と毎週巡礼のことを訊いてこられた。
「そうです。今日で52週目です。」と答えると、なんと女将さんは私にためにとあるサービスをしてくださった。
なんのサービスかはナイショ。女将さん、ありがとうございます。
うどんをいただいた後カセッキーさんとまったりしていると、
先ほどうどんを食べていた2人組のひとりが、縁川商店のノートを観に再び入ってこられた。
そこでノートを見せてあげると、私の書きこみをみて「ふーみんさんですか?」とおっしゃってきた。
なんと、今日木崎湖を訪れるとBBSに書きこみがあった、の〜MADさんであった。
私も今日は逢いたいと思っていたので、思わぬ形での対面に驚きながら、
そのまま少しの間の〜MADさんと談笑となった。
車で連れの方が待っておられたので、ノートの書きこみが終わった後海の口駅に向われて別れたのだが、
あこがれの方にお会いできて、私は嬉しかった。
さて、縁川商店から、わずかとなった木崎湖の氷を眺めていると、移動しているのがわかった。
さっそくデジカメで撮影してみたのが下の画像だが、左のあと2分後に撮ったのが右である。
移動しているのがおわかりであろう。
女将さんの話では、昨日はこの氷がまったく見えなくなっていたのに、今日はまた移動して戻ってきたとのこと。
するとまたこの氷は、南のほうに流れていくのだろうか。
木崎湖を移動している氷
結局午後1時過ぎまでまったりしたのち、縁川商店を去ってみずほ桟橋にむかった。
木崎湖キャンプ場も先週より雪が増えていた。
みずほ桟橋に行くと、風に流されてやってきた氷が着岸していた。
これで一晩おいてかなり冷え込めば、岸の近くは凍ってしまうのだが、そこまではなっていなかった。
みずほ桟橋の定点観測を済ませた後、その氷の撮影もしておいた。
さらに苺桟橋に移って上に乗ってしばしまったりとしたのだった。
木崎湖キャンプ場
今日のみずほ桟橋
みずほ桟橋に流れついた氷
さらにその後星湖亭に向ったのですが、今日は残念ながら開いていなかった。
隣の公園も、積雪が増えていた。
星湖亭隣の公園
その後、湖の西側に行った私達は、わずかに残った流氷を間近で撮影しようとしたが、
いまいちいいポイントが見つからなかった。それでもその氷を撮影しておいた。
わずかに残った氷(左)
海ノ口駅に戻ると、donさんとお会いすることができた。
そのまま海ノ口駅で、3人でしばしまったりと過ごしたのだった。
3時を過ぎたので、長野市へ帰られるカセッキーさんに別れをつげてまた縁川商店に向った。
そのまま4時半までそこでまったりと過ごし、そこでdonさんと別れて家に帰ることにした。
帰りは雪がほとんど降っておらず、無難に帰宅することができた。
いよいよ来週から、新たな1年のスタートとなる。まだまだ毎週巡礼を頑張っていきたいと思う今日この頃である。