おねてぃ&おね☆2聖地巡礼ツアーレポ
第63回 2003年1月18日(日)

風邪を患った。
今週の火曜夜、風呂を出た後薄着でいたのがいけなかった。
翌日の朝には喉に変調をきたし、これはいけないと思って風邪薬を飲んだが、効かなかった。
その日の夜には熱まで出てきて、少々ぐったりしてしまう。
木曜、一旦熱は引いたが念のため、会社を夕方早退して病院に行き、
注射を打ってもらったが、金曜夜には熱がぶり返してしまった。
早速病院でもらった、熱が出たりだるくなったりした時に飲んでください、という薬を飲むと、
みるみる熱は引き、体調は良くなったが、翌日土曜日は親父の納品の付き合いで朝3時に出発しなければならなかった。
思った通り、納品から帰ってきた後、三度発熱してしまった。
ただでさえ、今週末は関東の平地でも雪が降るとの予報があり、週末の巡礼に影響があるかもと思っていたのに、
それに加えて前日まで発熱に悩まされているとは。

「こりゃ、今週の巡礼は無理かな。」

病に倒れると、心も弱気になるとはよく言うが、
私も熱を出したときには、別に今週巡礼しなくてもいいや、という気分になってしまった。
今これを書いている自分でも驚いてしまうが、本当にそういう心境であった。

まさに、毎週巡礼に赤信号が灯っていた。

そして、巡礼を予定していた日曜日が来た。
熱は、なかった。
昨日納品から戻った後、安静にしていたことで、体調はかなり良くなっていた。
「これなら行ける!」
私は自然にこう呟いていた。
だが、無理は出来ない。早朝出発などもってのほか。長時間運転もあまりしたくない。
そこで、今日は今までにない巡礼を決めた。

まず、松本に寄らない。巡礼は木崎湖のみにして、余分な時間を省く。
次に、往復高速を使うこと。通常ではそのほとんどを下道で行っているが、今日は運転時間を短縮したいので、
やむをえず吉井〜長野I.C間上信越道を使用。これによって、片道2時間15分程度で着くことができる。
3つ目に、木崎湖でもあまり長居をしない。海ノ口駅や縁川商店でついまったりしがちだが、
今日は体調も考慮して、最低でも午後2時頃を目安にして帰るようにすること。
これにより、日があるうちに家に帰ることができる。

家でゆっくり朝食をとった後、午前9時36分出発。
雪の心配はまったくなく、群馬は晴れていた。
吉井I.Cから上信越道に乗ると、意外にも長野道の豊科から中央道方面がチェーン規制であると知った。
松本は雪なのか?。今日のために立てた案が、まさにベストだったのだろうか。
長野市方面はまったく雪の心配はないらしかった。

高速は快適だった。車の量は少なく、渋滞も起こらず、まさにあっという間に1時間10分で長野I.Cに到着。
こちらも晴れていた。
そこから19号を経由して白馬までのオリンピック道路をひた走った。
まさに予定通り、2時間15分かけて午前11時50分頃に木崎湖に到着した。

45週連続63回目の聖地巡礼。
海ノ口駅に行ったが、誰もいなかった。ノートを見ても、まだ今日は一人しか書きこみがなかった。
7日間で9ページ程進んでいて、昨日はそれなりにファンが見えていたようだったが、
なんで今日はほとんどファンが来ていないのだろうか。不思議であった。
駅舎内を見渡すと、海ノ口駅からの運賃表が新しくなっていた。
よく見ると、上りは松本まで、下りは南小谷まで、つまりワンマン区間の運賃しか書かれていない。
確かにこれで充分であろう。JR東日本の大糸線区間のすべての駅までの運賃がわかったほうが、使いやすいだろう。
ホームに出てみると、先週と同じような澄み渡った青空と、綺麗な小熊山を望むことができた。
今日も絶好の巡礼日和であった。


今日の海ノ口駅&小熊山

新しくなった運賃表

海ノ口駅ノート16冊目

あまり長居をせず、ノートに記帳したのち縁川商店に移動。
女将さんに挨拶をして、早速今日も「小石のうどん」を注文した。
女将さんに風邪をひいてしまったことを告げると、女将さんもインフルエンザの予防接種を受けたとのこと。
女将さんは今週指にケガをしてしまったそうで、今日も包帯が痛々しかった。
お互い、身体には気をつけましょう。

縁川商店にも、今日は全然ファンが訪れていないそうで、自分がうどんを頂いている最中も、
それらしきファンは見えなかった。
女将さんにコーヒーとみかんをご馳走になったので、それでも30分ほどゆっくりさせてもらった。

縁川商店を出た私は、星湖亭へ向かった。
今日も星湖亭は開いていなかった。残念だったが、ココに来た甲斐はあった。
ようやく、湖が凍り始めているではないか!。
まだまだ一部でしかなかったが、私は小躍りしてしまった。
2月始めには、このへんは完全に凍っているであろう。それが待ち遠しかった。


星湖亭付近の木崎湖

みずほ桟橋付近も凍っていないか、楽しみであった。
木崎湖キャンプ場に行くと、先週より雪は若干積もってはいたが、まだまだ昨年よりは少ない。
みずほ桟橋に行ってみたが、湖は凍っていなかった。
とりあえず定点観測を済ませて付近を見渡すと、桟橋より左の方向に、
ほんの少しだが湖が凍っている箇所を発見!。
さっそく近づいてみた。さすがに人が立てそうな厚みはまだなさそうだ。
果たして2月始めにはどれほどこの付近が凍るだろうか。本当に楽しみであった。


今日のみずほ桟橋

みずほ桟橋付近で唯一凍っていた箇所

再び海ノ口駅に戻った私は、そこで少々仮眠をとったのち、2時過ぎにはもう帰ることにした。
こんなに早く帰るのは、久しぶりである。
帰りも高速を使ったため、予定通り明るいうちに家に着くことができた。
来週には風邪を完全に直してしまい、今までのようなゆったりした巡礼が出きるようにしないと思った。

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