おねてぃ聖地巡礼ツアーレポ
第29回 2003年6月14日(土)〜15日(日)
土曜日は仕事。日曜は午後には家にいなければならない。
これで木崎湖に行くには、早朝から木崎湖を巡礼できるくらいの余裕がないとダメだ。
そこで夜のうちに木崎湖に着いて、向こうで車中泊をすることにした。
土曜日の午後10時。
木崎湖の前に松本を深夜巡礼することを目標にして出発した。
家を出るときは雨は降っていなかったが、途中で雨が降ってきた。
それでもさすがに深夜だけあって道は空いていて、県境まで57分で行ってしまう。
長野に入ったらいつのまにか雨はやんでいて、日が回って日曜日の午前0時半にあがたの森に到着した。
14週連続29回目の聖地巡礼。
久々の深夜巡礼となったあがたの森は、もちろん誰もいなかった。
旧松本高校の記念祭があるようで、講堂の前にテントがすでにたっていた。
そのあと城山公園へ。
既に深夜1時になっていたため、こちらも誰もいなかった。
以前深夜にここを訪れた時は、真っ暗のためノートへの書きこみに困難を要したので、
今日どうしようかと思ったが、結局何も考えずに楓展望台を登っていった。
すると、2週間前に見たポストがかかっていなかったのが見えた。
まさか!またポストこわされたの?
登りきって目をこらしてよく見ると、真下に横たわっているのを発見した。
ホントかよ!誰だよこんなことするの!
まずポストよりノートの存在が気になった。果たして無事なのか。
すると、それでもポストの中に、ノートは残っていた。
しかし、ノートをめくってみると、書きこみのページはたった1枚(2ページ分)しか残っていなかった。
たった1枚。
1枚でも残っていたのを幸運というべきか。
ほかのページはどうなってしまったのか。残念としかいいようがなかった。
結局、再設置した楓展望台のノートは、半月ももたなかったことになる。
最初に設置されたときは、それでも4ヶ月くらいもったというのに。
これが、愉快犯のしわざか、酔っ払いのしわざかはわからないが、
ここにノートを設置することの難しさを改めて感じた瞬間だった。
ポストのほうに目をやると、外観はそれほどの損傷を受けてはいなかったが、
ノートを取り出す際に開閉する扉が、変形して外されていた。
扉さえまたくっつければ、見た目を気にしなければまだ使えそうな感じを受けた。
ただ、このポストもノートも私が設置したのではないため、迂闊なことは出来ない。
しかし4冊目のノートは、1冊目と3冊目のように海ノ口駅に退避させておくことが一番の方法だと感じた。
ポストもこのままにしておくことは出来ないので、とりあえず私が預かっておこうと思い、
展望台からの夜景を観るのもそこそこにして、ポストにノートを入れて降りたのだった。
車に戻って車内の明かりで改めてノートを見ると、
唯一残った書きこみが7日と8日の日付であることがわかり、今週中に被害にあったことが確実になった。
また、その2ページの書きこみを読ませてもらうと、
その中にもおねてぃファンの書きこみがあることもわかった。
やはり、このおねてぃファンの書きこみを残していくのが、今の最優先事項であると判断し、
やはり海ノ口駅に持っていくことが一番の方法だと感じたのだった。
眠気もすっかり覚めてしまった私は、一路木崎湖を目指して車を走らせた。
午前2時、海ノ口駅に到着。もちろんここも誰もいなかった。
とりあえず海ノ口駅のノートを観ようと中に入ると、ノートが置いてある台が新しいものに変わっていた。
そして今までの台が対面の窓の下に移動して、そのうえに花瓶が置かれていた。
また、煙突もなくなっていた。
ノートを読むと、どうやら地元の方がしてくださったらしかった。
先ほどの展望台の悲劇を見たあとだったため、この心づかいがたまらなく嬉しかった。
忘れないうちに、楓展望台の4冊目のノートを海ノ口駅の棚にしまった。
その後ひととおりノートを読み終わった私は、展望台での出来事をノートに書きこみ、とりあえず寝ることにした。
朝6時半。目が覚めたがまだとてつもなく眠い。
それでも今日は時間がないため、早速行動を開始した。
まず信濃木崎駅に初巡礼。やはり誰もいなかった。
とりあえず信濃大町方面のホームに渡ってみる。
たしかにPVと同じ風景である。久々に新巡礼スポットを訪れたので、結構感動してしまう。
もちろんPVと同じ構図で撮影する。
信濃木崎駅の駅舎は狭く味気なかった。さすがに海ノ口駅のような旅情感は得られなかった。
ここにこれからノートが置かれるかはわからないが、海ノ口駅のような棚がないので厳しい感じがした。
続いてみずほ桟橋へ。
今日はキャンプ客がいなかったため、いつにもまして静かだった。
さらにおね☆2の舞台と思われる家も改めて巡礼して、再び海ノ口駅へ。
しかしまだ今日の巡礼者は訪れていなかった。
ここで少しまったりした後、星湖亭に向かった。
まだ8時前だったが、星湖亭は開いていた。
今日は釣りの大会があると聞いていたので、賑わっているかとおもったが、いつもの星湖亭だった。
お姉さんに挨拶して中に入って聞くと、既に7時には釣り客は出てしまったとのこと。
それでも大会の準備はまだ終わっていないらしく、奥で作業をしているようだった。
考えてみれば星湖亭に朝に訪れるのは初めてだった。
ということで、初めて朝食定食をいただくことにした。おいしかったです。
星湖亭のノートは、今週は結構書きこみがあり、1ページすすんでいた。
星湖亭を後にした私は、三度海ノ口駅を訪れ1時間ほどまったりすごした。
ここでタイムアップ。
9時半に海ノ口駅を後にした私は、ポストを預かったまま家を目指したのだった。