おねてぃ聖地巡礼ツアーレポ
第2回 2002年11月15日(金)〜16日(土)

聖地巡礼を出来た喜びはすさまじく、余韻はいつまでも冷めなかった。
翌日の月曜日は、仕事中も木崎湖のことで頭がいっぱいで、
もう、「また木崎湖に行きたい。週末にまた絶対行くぞ!」と心に決めていたのだった。

そして11月15日。
今週は土日が連休なため、土曜日に巡礼するつもりだったが、
もう待ちきれなかったため、金曜日の夜9時過ぎに木崎湖に向けて出発してしまう。
今回は一人旅。初めて自分の車で、自分の運転での巡礼となった。

吉井I.Cから早くも上信越自動車道に乗り、真夜中の高速をひた走った。
この日も特に渋滞もなく、無難に長野自動車道の豊科I.Cに到着する。
私の車はナビが付いていないので、地図を頼りにおそるおそる車を走らせ、
わかりやすいR147に出て大町を目指した末、別段迷うことなく無事木崎湖に到着する。

2週連続の木崎湖。
もっとも深夜なので、まったく見えないが。
海ノ口駅についたのは午後11時50分。なんとまだ駅の照明がついていた。
そこでさっそく夜の海ノ口駅の撮影を開始する。
今回の目的は、前回撮れなかったポイントでの撮影がなによりのメインだが、
パラグライダー場に行くこと、星湖亭によってみることなど多く、一人のほうが行動が楽だった。

夜の海ノ口駅といえば、なにより12話での漂介と楓が雨宿りをするシーンが思い出されるが、
雰囲気はまさにそっくりで、本当に静かであった。
驚いたのは、先週あれだけあった雪が、今日来てみたらもうあとかたもなく溶けていたことである。
さすがに雪国といえど、11月ではまだ根雪にはならないのであろうか。
そんなことを考えながら、駅舎の写真を4枚撮影したとことで、午前0時をまわってしまい、
いきなり駅舎の灯りが消えてしまった。
ガビーン!もう撮影終わりかい!
仕方ないのでノートを観ようと思ったら、暗くて見えないじゃないか!
結局車のなかでノートを読み、自分も書きこんだあと、昼間の撮影場所の下見をしに出かける。

アニメによく登場した、海ノ口駅南側の踏み切りに行くと、
なんとプレハブ小屋が近くに建っており、アニメそっくりの写真が撮れないことがわかる。
なんだ!この小屋は!邪魔だよ〜!
嘆いても仕方ないので、次のポイントみずほ桟橋へ。
夜のみずほ桟橋は、もちろん誰もいなかった。
桟橋の上にあった雪も、完全に溶けてなくなっていた。昼間はいい写真が撮れそである。
続いて星湖亭へ。
夜の公園は灯りがついていて、その灯りをたよりに数枚撮影する。
その後は木崎湖畔で、アニメに登場したポイントを探しまわって、海ノ口駅に戻る。

今日はここ海ノ口駅で車中泊。
寝ていたときに、地元民のD-WINGさんが訪れていたそうだが、気付かなかった。
目が覚めると5時をまわっていて、すでに駅舎に灯りがともっていた。
そこで暗闇の駅舎の撮影を再開し数枚撮った後、目的のパラグライダー場を目指して出発する。

朝6時、みずほ桟橋のある木崎湖キャンプ場脇から、林道小熊黒沢線に入って登り始める。
ふもとの雪は溶けていたため、倒木に気を付ければ難なく進むことが出来た。
こりゃ〜楽チン。おまけに時々見える木崎湖の景色もすばらしく、来て良かった、と思っていた。
ところが、行程の半分くらいから木崎湖とは反対側の斜面に道は伸びていて、
こちらはまだ道の端っこに雪が残っていて少々不安になる。
私の車はノーマルタイヤなので、路面に雪が残っていたらもうアウトなのだ。
もう祈るような気持ちだった。

しかし、行程の3分の2を登ったところで、いきなり路面に大量の雪が残っているとこに出くわし、
私の車は無念にもこのままでは先に進めなくなってしまった。
仕方なく、坂道でチェーンをはく羽目になった。
幸いにも後ろから車が登ってこなかったため、時間はかかったが無事につけることができた。
再出発。
登るにつれてさらに雪の量は増えていったが、さすがにチェーンの力はすごく、難なく登っていった。
そしていきなり目の前が開けた。
そう。そこがパラグライダー場だった。
すばらしい眺めだった。アニメにでてきた木崎湖全景の絵とまさにそっくりだった。
まだ朝靄がかかている山々や、豊科方面も一望できる景色に、圧倒されてしまった。
ココで私は数枚の写真を撮影し、下山した。

つぎにみずほ桟橋へ。
雪がなくなった桟橋を初めて撮影し、さらに苺桟橋も撮影する。
続いて星湖亭公園へ。
8話の例のシーンのほか、同じ8話のみずほ先生が跨に勉強を教えていたシーン、
13話のはつほさんがいたブランコのほか、星湖亭も撮影する。
星湖亭はまた開いていなかったため、木崎湖を1周してから再度訪れることにした。
そのあと、前回撮れなかった木崎湖西側の道のポイントを撮影、
さらに西海ノ口で、アニメに出てきた農道のシーンに合うところを探してまわり、今回の巡礼3回めの海ノ口駅へ。
昼間の駅の撮影をした後、駅南にあるアニメによく出てきた踏切の撮影に向かう。
プレハブはあいかわらずあり、邪魔だったが仕方なく撮影する。
稲尾駅付近でもアニメの風景に似たところを撮影。
4度目の海ノ口駅での撮影もあと、ようやく星湖亭へ。

おねてぃのスタッフがツアーで木崎湖を訪れた際、星湖亭に立ち寄っていて、
その時女将さんからサインを求められて、それが店に飾ってあるというのを、
初めて巡礼した後ウェブで知ったのだった。
「知ってたら星湖亭も訪れていたのに!」
今日その念願がかなった。

星湖亭に入り、「アニメを観て来たんですけど」と告げると、
女将さんは私をスタッフの写真やサインの置いてあるところへ案内してくれた。
感動だった。
星湖亭の桟橋でのスタッフの記念写真、額に飾られたスタッフのサイン色紙、
そして、なんといってもすごかったのは、
あがたの森でみずほ先生のコスプレをした井上喜久子さんの写真が額に入って飾られていたことです。
すげー!持って帰りてー!
いや、持ってかえりませんですけどね。
しかしなんてものが飾られているんですか、ここは。ただのボート屋ですよ。釣り客のための店ですよ。
それなのにこの一角だけオーラが違うような感じが。
さらに星湖亭にも巡礼者のためのノートが設置されていて、たくさんの巡礼者が書きこんでいた。
私は山菜うどんを食べながら、この「はちみつ日記」をじっくり読ませていただいた。
女将さんともおねてぃのことでお話をし、最後に私もノートに書かせてもらう。
名残惜しかったが、星湖亭を後にして松本へ向かった。

あがたの森公園に着いた私は、ここでも前回に撮影できなかったポイントを探し始め、
まず講堂前で桂が消えて驚く小石のシーンを撮影、
続いて10話で桂と小石が寝そべっていた校庭脇の土手のシーン、水飲み場、
さらにあがたの森の近くにある、簿川にかかるまほちゃんの渡った見晴橋、
あがたの森に戻って講堂内部、と撮影しまくったのだった。
もちろん旧高校にも入り、前回「好きだ」と書いて撮影してしまった2−4の教室に行き、

好きだ!

と今度こそ書いて撮影。

結局この日だけで、撮影枚数は98枚にも及んでしまった。
この日は城山公園には寄らずに、松本I.Cから高速に乗って一気に藤岡I.Cまで乗って帰宅。
ポイントはかなり撮影することができたが、
この2回の巡礼でますます木崎湖が好きになり、「また来週も行きたい!」と早くも思う私であった。

戻る