おねてぃ聖地巡礼ツアーレポ
第12回 2003年2月8日(土)〜9日(日)

2月の8日と9日に、おねてぃの第4回オフ会がおこなわれることを知ったのだが、その日付を知って愕然したのだった。
モモーイの秋葉原ライブの日じゃないか〜。なんでブッキングしちゃうんだよ〜。
おねてぃのオフ会には参加したかった。しかし、モモーイの追っかけをしている私としては、秋葉に行かざるをえない。
とりあえず2月1日に配布される整理券をGETするため、前日の夜から真冬なのに徹夜をしてまで私は並んだのだった。
整理券が無事GETできたので、私は計画をたてた。
2月8日の夜に木崎湖に行ってそのまま車中泊。翌日朝10時まで木崎湖に居て、
オフ会メンバーに会ったらすぐに群馬に引き返して、新町から3時の高崎線に乗って東京へ行き、
夕方6時からのモモーイのライブに参加する、というとんでもない超強行軍であった。
そう。オフ会参加のメンバーに会ったら、そのあとのオフ会に参加せずに帰っちゃう、というスケジュールなのだ。
本当にオフ会に参加せずに帰る強い心があるのか、
実を言うとまだ、モモーイのライブとおねてぃのオフ会を天秤にかけていたのだった。

2月8日。
2週連続の聖地巡礼ツアーに夜9時半に出発した。
2月といえば、まさに厳冬期真っ只中。こんな時期に夜に出発するなんて、バカとしかいいようがない。
しかも雪が降りそうな予報が既に出ていたのだ。何度も言うが私の車はノーマルタイヤ。
峠で大雪に遭遇したら動けなくなってしまう。
しかし、私は木崎湖の誘惑に勝てず、出発してしまったのだった。
ところが、意外なことにすこぶる順調だった。
内山峠の県境まで1時間で着いてしまい、その後も順調そのもの。
立科まで1時間半で来てしまい、ここまでは今までの最短記録を樹立、
こりゃー、木崎湖までの最短記録3時間を更新するんじゃないか、と内心ワクワクしていた。

しかし、真冬の夜道はそんなに甘くはなかった。その立科に入ったところで、雪が降り始めてしまった。
マズイな〜。これじゃ最短記録つくれないじゃん。
まだこんなことを思っていた私だったが、そのうち私の心境はそんなことを思っていられなくなってしまった。
雪が本降りになってしまったからだ。
それでも幸いなことに、道路にはまったく雪は積もらなかった。
普通これだけ降ってくると、道路もすぐ白くなってしまうのだが、それがまったくおこらなかった。
そのためノーマルタイヤでもまだ問題無く進むことができた。
このまま木崎湖まで行かせてくれ〜!必死の願いだった。

そして、運命の三才山に差し掛かったのである。
それは唐突に始まった。
今まで、道路に雪はまったく積もってなく、本降りなのにまったく運転に支障がなかったR254が、
鹿教湯トンネルに入る手前の交差点を過ぎた瞬間から、いきなり道路が真っ白に変わったのである。
なにこれ!
と叫んだ瞬間には、もうトンネルに入っていた。
そしてトンネルを抜けたそこは、もう完全な雪道になっていたのだった。
私の車はスリップをし始めていた。まだ登りのため下りよりは安心だが、いよいよノーマルタイヤの限界に達していた。
もうだめだ。
私は慎重に路肩が広くなっているところに寄せて車を停め、チェーンをつけるために車を降りた。
もう道路にはかなりの雪が積もっていた。これほどこれほどいきなり路面状況が変わるとは思いもしなかった。
三才山の怖さを初めて知った瞬間だった。

私がチェーンを付けている間にも、大型トラックが私の車の後ろに停まってチェーンを付けはじめると、
そのあとの後続車が次々に停まってしまい、すごい状況になってしまう。
反対車線を下ってくる車も、スピードなんかほとんどでていなかった。

やっとのことでチェーンをつけ終わり、私は恐る恐る再出発した。
チェーンさえつけてしまえば、もう怖いものなし。さすがチェーン。威力バツグンである。
この頃には、なぜか対向車もほとんど無い状況。道路の積雪は信じられないくらい積もっていた。
少々登ったところで、大型トラックが数珠つなぎで停まっており、皆チェーンをつけている途中だった。
もうどこがセンターラインかまったくわからないところを、たぶん反対車線にでて追いぬきさらに登った。
一体何台トラックが停まっているんだ、というくらい追いぬいてようやく三才山トンネルの料金所まで到着。
さすがに料金所を過ぎるとトラックの数珠繋ぎはなくなったが、
トンネル手前の坂ではさすがに幾台かのトラックが立ち往生していた。

やっとトンネルまで到着した。とりあえずホッとした。
もっともこれから下りがあるわけで、さらに注意が必要なのだが、さすがにチェーンを付けていれば滑りにくい。
それでも慎重に減速してトンネルを抜けた。
そこには信じられない光景が広がっていた。
雪が無い。
そう。トンネルの反対側は、雨が降っていたのである。
さっきまですごい大雪だったのに、松本側はなんと雨。積雪などもちろんない。
なんじゃこりゃー!
この気候の違いはなに?。これじゃ松本から来た車はトンネル抜けたとこでビックリするよ。
下手すりゃトンネル抜けたとこでいきなり雪が積もってるんでスリップするよ。
三才山の怖さをさらに知った瞬間だった。
この日の三才山は、伝説となった。

私はチェーン脱着場ですぐチェーンを外し、また再出発。
松本側のどしゃぶりの雨のなか、さらに木崎湖へ向けて進んで行った。
大町につく頃には、また雪が少々降ってきたが、無事木崎湖に到着することができたのだった。
すごいことに、三才山でチェーンを付けるためにあれだけ時間をロスしたにもかかわらず、
家をでてから3時間40分で着いてしまった。天気は雪から雨へ変わっていた。
海ノ口駅に行ってノートを観ると、オフ会参加のため昨日たくさんのファンが訪れていることがわかった。
また、ファンが作った黒糖ポッチーの箱が置いてあり、記念に撮影しておいた。
自分もノートに記帳したあと、そのまま海ノ口駅で車中泊をすることにした。

翌朝、最初にお会いしたのは、舘さんでした。12月以来2ヶ月ぶりでした。
電車に乗って現れた舘さんは、雪の上を歩けるスノーシューを持ってきていました。すごい。
時間があるとわかると、スノーシューで駅から湖畔までいってしまう行動力、脱帽でした。
次に駅にやってきたのは初めてお会いする甲州さん。
さらにそのあともEDR Miaさん、としみずさんと次々に集まってきました。
としみずさんはなんと早くも「おね☆2」の樺恋たんのコスプレをしていて、ビックリしました。
その後甲州さんがゆ〜ぷるに入りに行かれたり、舘さんらは桟橋を観に行ったりと入れ替わりがありましたが、
いちおうのオフ会集合時間10時は刻々と近づいてきました。

さて、最初に書いた通り、私は予定ならその10時に木崎湖から引き上げなければなりません。
モモーイのライブに行くために。
しかし、私の気持ちはオフ会参加者と次々にお会いするごとに、オフ会へと傾いていった。
帰りたくないよ〜!。このままオフ会に参加したいよ〜!。
そしてついに決断するのだった。
このままオフ会に参加しよう!

10時になると、次から次へとオフ会参加者が海ノ口駅に集合し、駅のスペースは車でいっぱいになってしまった。
なんと総勢17名。
やがて3人のファンが、買った版画を飾りだした。1枚17万だから総勢54万円。すごすぎ。
まさにミニ版画展状態(笑)。
さらに@ぷりこっちさんは桂くん、まささんは跨、としみずさんは樺恋たん、とコスプレも3人なる。
このまま駅舎で自己紹介となった。
そのあとは各自ノートに記帳したり、記念撮影をしたりと、まったりと時間が過ぎていった。

その後、全員でみずほ桟橋に移動。
キャンプ場の駐車場には車が入れられないので、仕方なく路駐。
雪がすごかったため、D-WINGさんを先頭に先人の勇者の足跡を辿って一列でみずほ桟橋まで辿りついた。
先週と変わらずみずほ桟橋の付近の湖は凍った上に雪が積もっていて、幻想的な景色だった。
としみずさんはこの寒さの中、あいかわらずセーラー服の樺恋たんのコスプレで勇者ぶりを発揮。
さらに誰だか忘れたが湖の氷の上に乗っかりだし、つられて私も氷の上に乗っかって楽しんだのだった。
驚いたのは、こんな深い雪の中明かにおねてぃ関係ではない方が、撮影のために桟橋まで何人も来た事だった。
さぞ我々を見て驚いたことであろう。

さらにその後星湖亭へ。
昨日訪れた方が、女将さんに今日の予約を入れておいてくださったらしく、店は開いていて女将さんが迎えてくださった。
わざわざ女将さんは私達にコーヒーを入れてくださり、ありがたく頂戴したのだった。
そのあと皆で監督が星湖亭に寄贈してくださったポスターを観てあれこれ盛り上がり、
としみずさんから女将さんはリエータをお買い上げになったり、
当然星湖亭のノートに順番で記帳したり、と楽しいひとときはあっというまに過ぎていった。

星湖亭に別れを告げた一行は、ガストで昼食となった。
さすがに17人なので、3テーブルに別れたのだが、私が座ったテーブルには端末があったため、
井上喜久子さんが声をあてている「りょー子先生の診察室Part2」をしいねちゃんがプレイ。
見事DNAの価値が最高値を記録、さすが管理人さんすばらしい。
続いてまささんが挑戦したが、19万と出て、いかにも跨らしい中途半端な値段だと突っ込まれてしまう。
最後に私がチャレンジ。他のテーブルの方が席を立ち始めたので、皆が見守る中の結果は・・・・・・・・・3円。
思わずガッツポーズをしてしまった。
うーん、我ながら最後にいいオチがついたな。

ガストでオフ会は解散となり、関西組は帰っていった。
今回のオフ会の幹事である穆擁さんら関東組は、これから城山公園を巡礼なさるということで、
甲州さんと私もそのあとを追ったのだった。
楓展望台には結局6人で巡礼。
それぞれ景色を撮影したり、設置されたノートを観たり記帳したり、とまったり時間を過ごしたのでした。

関東組はここで帰ることになり、甲州さんはここで仮眠をとるということでお別れとなった。
折角松本まで来たんだからあがたの森を巡礼しないで帰るのは失礼と思い、
私一人であがたの森を訪れてから帰ることにした。
間違い無く言えることは、モモーイのライブに行かなくて良かった、ということ。
とにかく「こんなに楽しい巡礼は初めてであり、またオフ会があったら絶対参加しようと思ったのだった。

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