1998年度重大ニュースランキング
「スーチーパイの年」

 第1位T ゲーマー用語からスーチーパイを買い、キャラに歌に声優にと大ハマリ大ブレイクする。
  今年は、まさにスーチー一色の年だった。
  毎年その年を象徴するサブタイトルをつけているが、単一の作品あるいは人物のみが冠された年は珍しく、
  91年「マミの年」以来である。
  実際には「サターンの年」、「ギャルゲーの年」などほかにもタイトルになりそうなのはあったのだが、
  それらを完全に押しのけてしまうほど、スーチーパイのブームはすごかった。
  それは、1冊の同人誌から始まった。ゲーマー用語を出している「PHANTOM-PIRATES」が出した文字本、
  「スーチーパイの基礎知識」、96年冬コミにて発行されたこの本を購入した私であったが、
  スーチーパイのことはなにひとつ知らなかった。
  そもそも私は当時麻雀を知らなかったし、ゲーム機もFCしか持っていなかったのだから無理もない。
  しかし、その本を読んだ私は、あの奇面組の唯ちゃんの声を担当していた声優・高橋美紀さんが、
  佑紀ちゃん役で出演していることを知り、心を大きく揺さぶられたのだった。
  翌年、私はわれポンを観てから麻雀を覚え始め、そして今年1月、ついにセガサターンを購入し、
  スーチーパイを買うために布石はすべてそろったのだった。
  98年1月17日。SS版「アイドル雀士スーチーパイU」をついに購入、ブームは幕を開けた。
  すばらしいゲームだった。まずキャラクター。スーチーパイの恭子さんをはじめ、佑紀ちゃん、麻衣ちゃん、志穂さんなど、
  琴線触れまくりのかわいい女の子がたくさん登場、これだけでもうギャルゲーとしては合格点である。
  しかもかないみかさん、高橋美紀さん、吉田古奈美さん、西原久美子さん、こおろぎさとみさん、水谷優子さん、
  ほか声優陣も豪華。高橋美紀さんは、あの唯ちゃんを演じた声優ということで、特にポイントが高く、
  しかも佑紀ちゃんというもうひとつのハマり役を演じたことがなにより嬉しかった。
  それだけでなく、その声優さんが歌まで歌ってくれて、その歌がまた名曲揃い。
  そのなかでも西原久美子さんの「肉球みゃーみゃ」は究極の電波系、あるいは洗脳ソングであり私の脳を破壊、
  当時車の中で聴く音楽はいつもスーチーソングであるほどハマったのだった。
  肝心の麻雀部分もストレスなくプレイできたのも、さすがだった。
  そして警告メッセージまでもが凝りに凝っていたのもスーチーの特徴。
  なにからなにまですばらしい出来に、私は圧倒されたのだった。
  しかしその時は、実は「サクラ大戦」のプレイ中でもあったため、まだそちらのほうに心が奪われていた。
  それが3月に買ったSS版新作「スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア」をプレイしてついに大ブレイク。
  以来SS版「Special」「Remix」、PS版「Limited」「ULimited」「ナイトメア」と次々に購入、
  10月のゲームショーにはジャレコブースでのスーチーパイ声優トークショーも観に行き、
  11月には待望の新作、SS「スーチーパイめちゃ限定版 発売5周年○得パッケージ」を購入。
  丸1年、スーチーは私の心を魅了し続け、この1年だけで8回の月間MVPを獲得する新記録を樹立、
  その勢いは翌年も続いていくのだった。

 第1位T おニャン子クラブ解散11周年記念カセットコンサート開催。イベントは残った。
  昨年で終了したおニャン子のフィルムコンサート。
  しかし私は今年もあの感動を味わいたく、そして絶対またイベントをやってくれるであろうと信じ、
  9月20日、代々木の地に向かったのだった。
  しかし、会場の野外ステージは別のイベントが使っていて、フィルムコンサートがないことを思い知らされたのだった。
  それでもあきらめきれずに開始時刻の夕方6時頃まで、野外ステージに佇んでいた。
  すでにイベントは終了して、野外ステージの門も閉められていた。
  その時、ステージの右側から聞き覚えのある音楽が流れているのに気付いた。
  その方向へ走っていくと、そこにはおニャン子ファンがやっぱりおり、おニャン子の音楽を流していた。
  嬉しかった。やっぱり彼らは忘れてはいなかったんだ。
  そしてそのあと、ラジカセをステージの前に持っていくと、ファイナルの音声だけを収録したカセットを流し始めた。
  映像がない音声だけの、カセットコンサートが始まったのだった。
  人数は、昨年に比べてかなり少なく50人くらいであった。
  それでもいつもと変わらない声援をし、PPPHをして、跳びはね叫んで盛り上がったのだった。
  たとえ音声だけであっても、なんとかイベントが残ってくれたことが、何より嬉しかった。

 第3位 コサキンのCD大作戦で自分のネタ「横浜ソングベスト10」が採用される。
  コサキンラジオの看板コーナー「意味ねぇ〜CD大作戦」。
  昔から自分もハガキを送って採用されたいという願望はあったものの、ネタが思いつかず送ることすら出来なかった。
  しかし今年、ふとネタが思いつき、「横浜ソングベスト10」としてハガキを送ったところ、
  信じられないことに採用されてしまったのだった。ラビ−もうけてくれたことは、今でも忘れることはできない感動である。

 第4位 サターンのクソゲー帝王デスクリムゾン登場。そしてサタマガを買い始める。
  今年のゲームの話題を語る上で、スーチーはもちろんだが、やはりデス様も抜きにして語ることはできない。
  「クソゲー白書」という本を買って読み、デス様の存在を知った私は、さらに「超クソゲー」という本も買い、
  その本でも特集が組まれるほどの扱いであり、大きな注目を集めた。
  「セガサターンマガジン」の人気コーナー、「セガサターン読者レース」にて最下位を独走し、
  一躍サターンのクソゲー帝王に君臨し、いつしかデス様という愛称で慕われ愛されていった。
  クソゲーにもかかわらずすごい人気を集め、いつしか秋葉原での価格が高騰するまでに。
  最下位帝王デス様は、サターンのみならず、ゲーム界のクソゲー帝王になっていた。
  そこまですごいクソゲーなら、自分もやってみたいと思い、秋葉原を探しまわったが見つからず、
  失意にくれていたが、地元のこじんまりとしたゲーム屋においてあるのを発見!。
  しかもすごい安い価格で。早速購入しプレイしてそのデス様のすごさに圧倒され、あっという間にファンになってしまった。
  それからは、毎週サタマガを買うようになって読者レースのデス様の動向をチェックし、
  そのデス様と最下位帝王を争うライバルソフトにも注目が集まり、一大クソゲーブームとなっていったのだった。
  結局デス様は最後まで最下位帝王の座に居座り、その功績からか、新作の噂が囁かれるようになるのだった。
  今だから言える、あなたに出会えて良かった。

 第5位 星里もちる「夢かもしんない」と出会い、すみれちゃんにハマる。
  とあるマンガのレビュー本を読んで気になった「夢かもしんない」を、古本屋で立ち読みしたところ、
  そのストーリーに、そしてヒロインのすみれちゃんにとんでもない衝撃を受けてしまった。
  さっそく全5巻の単行本を買って読みほし、「夢かもしんない」は大ブームとなった。
  すみれちゃんと加勢くんを結ばせてあげたかった・・・。

 第6位 太田裕美さんが10数年ぶりにオリジナルミニアルバムを発売。
  「木綿のハンカチーフ」をはじめとする初期の作品を手がけた、作詞家松本隆さん、作曲家筒美京平さんが、
  再び太田裕美さんの曲を手がけるということで、多いに盛り上がった。
  まさにゴールデントリオの復活であり、その新曲「魂のピリオド」が発売されたのだった。

 第7位 封印

 第8位 封印

 第9位 斉藤洋美パフォーマンス・パティオ終了。3ヶ月後にFM世田谷のDJとして復活する。
  昨年から毎週のようにワンダーエッグに行って聴いていた「斉藤洋美パフォーマンス・パティオ」が、
  4月5日にて最終回を迎え、洋美さんに会える場所がなくなった。
  その最終回には全国からラジアメリスナーが多数詰め掛け、再び同窓会のような雰囲気になった。
  しかしその3ヶ月後、新しく開局したFM世田谷の生放送番組「たまリバ」のDJとして復活、
  しかもワンダーエッグからの生放送とあって、また洋美さんを観る機会を得たのだった。
  ただ放送日が平日ということで、以前のように放送を聴きにくることができなくなてしまったのだった。
  それでも最初の放送の日はたまたま会社が休みで聴きにくることができ、
  3ヶ月ぶりの洋美さんとの再会を楽しんだのだった。

第10位 セガサターンを買い、サクラ大戦、EVE burst error、センチなどギャルゲーにハマる。
  スーチーパイ以外にも、今年ハマったギャルゲーはたくさんあり、それぞれ盛り上がった。
  特に「EVE burst error」は、プリンという、後に空想美少女ランキングNo,1になるキャラを産み出し、
  スーチーパイに次ぐ人気を得ていた。

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