1993年度重大ニュースランキング
「新旧交代の年」

 第1位T 斉藤洋美さん、ラジアメを引退。
  1988年に聴き始め、私のサブカルチャーの原点でもあった、栄光の初代殿堂、
  TBSラジオ「斉藤洋美のラジオはアメリカン」が6月いっぱいで終了し、ひとつの時代が終わった。
  1985年に、ラジアメ初代DJ大橋照子さんが渡米されるのに伴い、2代目DJとして親しまれてきた洋美さん。
  時には鼻が矢印、顔がモアイ、似てないものまね、30のおばさん、などリスナーのおもちゃにされながら、
  全国各地を廻ってリスナーとの交流をはかった「ふれ愛キャンペーン」では、
  熱烈なおっかけさえもいたぐらいリスナーに愛された洋美さんは、私が最初に愛した芸能人であった。
  89年11月の「ふれキャンin入間」にて、初めて生で洋美さんを観て以来、出来るだけイベントに参加し、
  今年6月の「野茂のものは野茂のもの 読書会&サイン会」まで7回もお姿を観ることができた。
  そんな洋美さんがラジアメを引退すると知り、私は大きな衝撃をうけたのだった。
  確かに最近は番組のパワーが落ちてきているのが、目に見えてわかっていたため、
  いつかこの日がくるのではないか、と思ってはいたのだが、実際に最終回を迎えた時の残念さは計り知れなかった。
  1993年6月27日。私はこの日の感動を忘れはしないであろう。

 第1位T 「あおいちゃんパニック!」から漫画家竹本泉大ブレイク。
  「魔法の天使クリィミーマミ」にゲスト出演していた、「早川あおいちゃん」なるキャラのことを探し始めて数ヶ月、
  ついに10月にそのあおいちゃんが、竹本泉の「あおいちゃんパニック!」の主人公であることを突き止めた。
  しかし83〜84年の連載であったこの作品は、単行本がすでに絶版になっていて手に入れるのが非常に困難であった。
  ところが当時通っていた大学があった千葉市の某古本屋にて、待望の「あおいちゃん〜」の第1巻を見つけ、
  さっそく買って読んでみたところ、あおいちゃんの暴力的ともいえるかわいさに撃沈。
  私はあおいちゃんに完全にハマってしまった。作品自体の出来もすばらしく、私は続きがとても読みたくなってしまった。
  しかし全3巻の単行本の残り2巻は見つからなかった。
  それならと、同じ古本屋にあった竹本泉の「ハジメルド物語」を読んだところこれも面白く、
  私は漫画家竹本泉にとてつもないくらいはまっていってしまったのだった。
  やがて私は、今まで集めようとしていたなかよし版の「あおいちゃん〜」の単行本のほかに、
  リニューアルされた宙版の単行本が売られていてビックリ!。
  私はやっと「あおいちゃん〜」全巻を読むことができたのだった。

 第1位T おニャン子クラブ空前の大ブーム。そして白石麻子ちゃんにハマる。
  10月、何気にレンタルしたおニャン子の解散コンサートのビデオが、すべての始まりだった。
  それまでは、「奇面組」のテーマソングだったうしろゆびやうしろ髪の曲、
  「あんみつ姫」のテーマソングだった「恋はくえすちょん」、
  他には「セーラー服〜」「およしになってね〜」「じゃあね」「冬のオペラグラス」くらいしか、
  おニャン子の曲を知らなかった私だった。
  しかし解散コンサートのビデオを観た私は、その大人数のインパクトに圧倒されて完全にハマってしまったのだった。
  それからおニャン子のビデオを何回も観ていくうちに、会員番号22番白石麻子ちゃんを好きになり、
  当時アイドルランキング圧倒的1位であった佐野量子さんにせまる程、ハマってしまった。
  やがて私はおニャン子のCDを集め始め、数々の名曲と知り合っていくのだった。

 第4位  CXの深夜番組「たほいや」登場。大高洋夫さんのレギュラーに喜ぶ。
  当時、フジテレビの深夜番組は今とは比べ物にならないほど面白かった。
  「カノッサの屈辱」「カルトQ」「IQエンジン」「子供ほしいね」「やっぱり猫がすき」「TVブックメーカー」「奇妙な出来事」、
  ざっと思い浮かべただけで簡単にこれだけ並んでしまうほど、本当にいい番組が多かった。
  そして今年も4月から、新たに「たほいや」が登場。広辞苑を使った知的ゲーム「たほいや」は、
  まさに私好みの番組であり、しかも「IQエンジン」「子供ほしいね」「征服王」などCXの深夜番組に多数出演し、
  ファンであった大高洋夫さんがレギュラー出演していることもあり、それだけでもう充分であった。
  番組からは、「ちんこきり」「はむさんど」「わだちべにおふめん」などの迷問題が登場。
  出演者も森雪之丞、山田五郎、デッツ松田、周富徳、小林恭二など多彩な顔ぶれで楽しませてくれた。

 第5位  初めてコミケに参加する。
  93年12月30日、晴海の東京国際見本市会場で開催されたコミックマーケット45、2日目にて初めて参加した。
  当時は私は蒲田に住んでおり、千葉からの大学の帰りに秋葉原や神保町に寄って帰る生活をしていた。
  そんなおり私は書泉ブックマートに平積みされていたコミケカタログを手にし、
  「クリィミーマミ」や「竹本泉漫画」の同人誌が欲しくなり、故郷の友人に一緒に行かないか、と誘ったのだった。
  午前9時半頃会場に到着した私達は、一般参加の長大な列にびっくりぎょうてん。
  冬の寒い中、3時間も延々待った末、12時半にようやく会場に入ったのだった。
  初めての晴海に感動しながらも、私は数少ないマミサークルを廻って数冊の本を買い、
  初めての同人誌即売会を楽しんだのだった。

 第6位  「めぞん一刻」を観終わることによって、2年半に及ぶアニメ時代が終わる。
  1991年の「マミ」によって始まったアニメ時代は、新作旧作問わずレンタルビデオで借りまくり、
  「パトレイバー」「ナディア」「ミンキーモモ」「オレンジロード」「奇面組」「あんみつ姫」「小公女セーラ」「ダーティペア」、
  と数々のアニメを観ていき、まさに私にとって第1期アニメ時代であった。
  そんなアニメ時代が、今年「めぞん一刻」のTVシリーズを全巻観終わるとともに終焉を迎えた。
  新しいアニメがこのあと見つからなかったからだが、竹本泉やおニャン子と他ジャンルの大ブームが起こったことが、
  とても大きかった。

 第7位  「コサキンWho's Who」や「名盤解放歌集」からコサキンソング大ブーム。
  中井貴一「君はトロピカル」、三浦洋一「ギアを入れろよ」、石黒賢「君にミステイク」、マリア四郎「もだえ」、
  海道はじめ「スナッキーで踊ろう」、渡辺裕之「だいじょうぶマイフレンド」、川島なお美「シャンペンNo,5」、
  などこの1年だけで数々の名コサキンソングが誕生。その都度CD大作戦を賑わせ、楽しませてくれた。

 第8位  「1億2000万人の電話リクエスト」に電リクして、ステレオラジオが当たる。
  1993年2月11日、ニッポン放送にて放送されたスペシャル番組、
  「1億2000万人の電話リクエスト あなたが選ぶテレビ主題歌ベスト100」に私も電リクしたところ、
  なんと携帯ステレオラジオが当たってしまった。

 第9位  高橋由美子さんを好きになる。
  最後の正統派アイドルと言われていた、グッピーこと高橋由美子さん。
  この年、グッピーのCDを買い、「元気!元気!元気!」や「Good Love」などの名曲と出会い、
  彼女のファンになっていった。さらにグッピーのラジオ番組も聴き始めるのだった。

第10位  林原めぐみの「がんばって」が、「FROM A to Z」のごひいきソングベスト10で3週連続1位に輝く
  新ミンキーモモを担当したことで、林原めぐみさんのファンになっていた私。
  そんなおり、とあるリスナーが提案した、「SHAMROCK計画」のひとつが、これだった。
  アルバイト情報誌「FROM A to Z」の中のコーナー、ごひいきソングベスト10にリスナーが投票して、
  林原めぐみさんの曲を3週連続1位にしよう!。
  これに林原さんものり、自分のラジオ番組で告知したところ、全国から投票が相次ぎ、
  見事3週連続1位を達成したのだった。
  私もこのことがきっかけで、このコーナーのファンになり、
  このコーナーみたさに毎週「FROM A to Z」を買っていたほどのハマりようだった。

第11位  CXの朝ドラ「あなたにあいたくて」に、佐野量子さんが主演する。
  日本版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ともいえる、「あなたにあいたくて」に我らが佐野量子さんが主演し、
  ファンは喜んだ。作品自体もなかなか面白く、死んだ恵美(佐野量子)が、彼氏の無くした6つの心を取り戻すべく、
  天使のパック(谷啓)の力を借りて過去に戻って奮闘するというストーリーで、楽しませてもらった。 

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