カネヒキリの過去のコラム

[06.25]
帝王賞の枠順が発表になり、我らがカネヒキリは5枠6番、
ライバルのアジュディミツオーは2枠2番となった。

カネヒキリにとっては、枠はどこでも良かったのだが、それでも最内枠に入らなくて良かった。
後入れの偶数枠というのも、好条件といえよう。
あとは勝利を待つのみ!
[06.23]
なんだかJRAからの帝王賞出走予定馬がボコボコ回避しちゃいましたね。
ダイワメジャーの回避は想定の範囲内でしたが、
ハードクリスタルにストロングブラッドまでもが回避してしまい、JRAからの出走予定馬が、
カネヒキリ(栗東、武豊)
タイムパラドックス(栗東、安藤勝己)
マイネルボウノット(美浦、後藤浩輝)
サイレントディール(栗東、岩田康誠)
の4頭になってしまいました。おいおい、フルゲートにならないのかよ。
統一GIの帝王賞にしては、かな〜り寂しいメンバーになってしまった感があります。

ブリリアントSで1年2ヶ月ぶりの勝利を飾ったサイレントディールが、
果たしてどこまで頑張れるか、には注目集まらないですよね。

ますますカネヒキリvsアジュディミツオーしか見所がなくなってしまったような。
頑張れ!カネヒキリ!
[06.13]
いよいよ帝王賞の出走予定馬が発表された。

【JRA所属馬】
カネヒキリ(栗東、武豊)
タイムパラドックス(栗東、安藤勝巳)
ダイワメジャー(美浦)
ハードクリスタル(栗東)
マイネルボウノット(美浦、後藤浩輝)

【補欠馬】(補欠順位順)
ストロングブラッド(美浦)
スナークレイアース(栗東)
クーリンガー(栗東、和田竜二)
サイレントディール(栗東)
アルファフォーレス(栗東)

【他地区選定馬】※出走枠は原則3頭
ジンクライシス(北海道、山口竜一)
マイネルサイプレス(兵庫、木村健)
ヤマノブリザード(佐賀、北村欣也)

【他地区補欠馬】
エルマタドール(笠松)
パワーポリティクス(岩手)

【南関東選定馬】※出走枠は原則8頭
アジュディミツオー(船橋)
エイシンチャンプ(大井)
クールアイバー(大井)
ケージーチカラ(大井)
コアレスタイム(船橋)
コアレスハンター(大井)
テンセイフジ(川崎)
ボンネビルレコード(大井)

【南関東地区補欠馬】
チョウサンタイガー(川崎)
ティーケーツヨシ(川崎)
タガノインディー(大井)

今回の帝王賞は大方の予想通り、カネヒキリとアジュディミツオーの一騎打ちの様相。
どう考えても馬券を買うレースではないですね。
そもそもアジュディミツオー以外の地方馬は、
アジュディミツオーを負かすことは不可能に近いでしょう。
あえて挙げるとすれば、大井記念を勝ったエイシンチャンプくらいでしょうが、
統一GIではレベルが違いすぎるので、さすがに無理でしょう。

JRAの馬では、まずはタイムパラドックスですが、昨年のJBCクラシック制覇後は、
特に今年に入ってから凡走続きが気になる。
どうも一時の勢いがなく、衰えが見えてきたのではないかと思われる。
今回アンカツさんが乗るそうだが、カネヒキリとの勝負付けが済んでしまった今、
逆転は厳しいのではないだろうか。

一昨年の皐月賞馬ダイワメジャーの登録には驚かされたが、
宝塚記念を四位騎手とのコンビで挑戦するそうで、帝王賞は登録だけで終わりそうだ。

その他は、東海Sを勝ったハードクリスタル、佐賀記念を買ったマイネルボウノット、
補欠1番手には昨年のかしわ記念覇者ストロングブラッド。
このへんは、カネヒキリとの対戦がまだないのだが、
佐賀記念はさすがにレベルが低いし、ストロングブラッドには距離が長すぎるし、
ハードクリスタルはブリリアントSでの敗戦があるように、絶対的な力があるようには見えない。
JCD、フェブラリーとGIを勝ったカネヒキリとは、まだ力の差があるだろう。

となると、やはりシーキングザダイヤとヴァーミリアンの出走回避が残念でならない。
フェブラリーS2着後、ドバイ遠征を回避して放牧に出されていたシーキングザダイヤは、
帰厩後息遣いが良くないことから、再び放牧に出されてしまった。
ダイオライト記念を圧勝してカネヒキリとの再戦が期待されていたヴァーミリアンは、
21kg減で臨んだ東海Sの最中に、突発性の心房細動を発症し最下位の惨敗。
急遽帝王賞を回避して休養に入ってしまった。

上記2頭が出走してくれば、かなりレベルの高い戦いが見られるところだった。
今となっては仕方ないが、これではカネヒキリとアジュディミツオーの一騎打ちしか、
見るべきところがない。

中央のダート王カネヒキリと、地方のダート王アジュディミツオー。
過去両者の対戦は3度あり、いずれもカネヒキリが先着しているわけだが、
3度とも中央のレースであるため、地方での対決は今回が初。
その点ではアジュディミツオーに有利か。

カネヒキリはドバイ遠征後の初レースとなるため、不安がないわけではない。
とはいえ休み明けでも走る馬なので、ドバイの疲れが取れていれば問題ないだろう。
大井競馬場もジャパンダートダービー圧勝の実績があるので、こちらも問題ない。

GI4勝対決、今から待ち遠しい限りである。
[05.30]
ずいぶん遅くなってしまったが、一応ブラスハットの件について語っておく。
既に皆さんご存知かと思うが、ドバイワールドカップで2着に入線したブラスハットが、
禁止薬物の使用が判明したことにより、失格となってしまった。
カネヒキリはこれにより、同レース4着に繰り上がることとなり、
賞金も18万ドルから30万ドルに増えることとなった。

確かにカネヒキリ順位が上がることはいいことなのだが、
薬物使用での失格馬が出たことによる繰り上がりというのは、なんとも後味が悪い。
カネヒキリとブラスハットでは、レースで7馬身ほどの差があったわけで、
薬物を使用していなかったとしても、この差は逆転していないだろう。

そもそも禁止薬物を使用するという行為が行われていたという事実が悲しい。
少なくとも日本では、こうした行為が行われないことを願うばかりである。
[03.23]
ドバイへの輸送も無事に終えた、我らがカネヒキリ。
武豊の手綱でドバイでの最終追い切りも済ませ、順調な仕上げのようである。
独特のドバイの砂にも動じることなく、芝の追い切り並みの好時計をマークした。
ますますカネヒキリのドバイ制覇が見えてきた感じである。

ドバイワールドカップの枠順も発表された。
カネヒキリは3枠と内枠に入ったが、距離が長いうえに少頭数なので、問題ないであろう。
ライバルはやはり、最内枠の1枠に入ったエレクトロキューショニスト。
昨年英インターナショナルSで、ゼンノロブロイを下した実力馬。
武豊にとっても雪辱戦となるだけに、絶対負けられない。
前哨戦のドバイのGII戦で2着に7馬身差の圧勝を飾っているが、
負けるなカネヒキリ!
[03.02]
シーキングザダイヤ、ドバイワールドカップ回避!

やはり!。昨日森厩舎から発表されたドバイ組に入っていなかったので、
もしかしたらと思っていたのだが、予想通りになってしまった。
やはり疲れがたまっていたらしい。
南部杯→JBC→JCD→東京大賞典→川崎記念→フェブラリー
という昨年秋からのGI6連戦をこなしてのドバイ参戦は、やはり無理があったか。

本当にドバイ参戦するのであったなら、カネヒキリのように休養を挟んで、
ドバイに標準を定めた調教をすべきであったのではないか、と思ってしまう。
国内レースに専念されるとのことなので、休養をはさんで、
かしわ記念から帝王賞で悲願のGI獲りを目指すのであろう。

とにかく、これでドバイワールドカップは、日本からはカネヒキリ1頭の参戦となった。
カネヒキリ、目指せ世界制覇!
[03.01]
3月1日、森厩舎からドバイの選出を受諾した馬3頭が発表された。
アグネスジェダイが予定通り、ドバイゴールデンシャヒーン(GI)に出走。
回避の情報が流れていたスターキングマンも、ゴドルフィンマイル(GII)に出走決定。
そして新たにガブリンが、UAEダービー(GII)への参戦が決まった。

この中では、やはりGIに出走するアグネスジェダイに注目したい。
1200mという距離はアグネスに向いていると思うので、
フェブラリーを回避したことが好結果につながることを期待したい。
[02.28]
同厩舎のカネヒキリ、フラムドパシオンと共にドバイ参戦が決定している、
昨年のマイルCS、香港マイルの覇者ハットトリックが、
中山記念で惨敗してしまった。休み明け、200mの距離増、重馬場、
と不安要素が多かった中で、スタート出遅れの上にまったくいいとこなし。
本番は大丈夫なのかと心配になってしまった。

フェブラリーSで3着に入ったユートピアは、予定通りドバイのGIIゴドルフィンマイルに向かうことに。
ドバイでは久々に武豊が乗ることになったそうだが、
意外にもこの馬は武豊では勝ったことないんだよな。どうなのだろうか。
アンカツが乗らないのは、この馬よりも高松宮記念を選んだということなのかな。
フラムドパシオンは前哨戦をあっさり勝ち、予定通りドバイのGII、UAEダービーへ。

昨年有馬記念でディープを破ったハーツクライは、ドバイのGIシーマクラシックへ直行。
昨年安田記念を勝ったアサクサデンエンも、
ハットトリックも参戦するGIドバイデューティフリーに香港マイルから直行。
休養明けでドバイ直行というのは、果たしてどうなのだろうか。
ハーツクライは、昨年秋の調子で臨めば、充分勝ち負けできると思うのだが。
アサクサデンエンは微妙。

森厩舎がいまだ招待を受諾していないのが気になる。
スターキングマンがドバイを断念してダイオライト記念へ向かうことになり、
キーンランドスワンも高松宮記念へ方向転換してしまった。
根岸Sで惨敗したアグネスジェダイは、本当にドバイに向かうのだろうか。
フェブラリー出走組がことごとく惨敗した、根岸Sでも結果がでなかったアグネスジェダイあたりが、
ドバイでいい結果でるとはとても考えられないのだが。
カネヒキリと3歳ダート路線を戦ってきた馬だけに、応援したい気持ちもあるし、
交流重賞を2勝している実力馬であることは確かなのだが。

そしてシーキングザダイヤ。GIのシルバーメダルが7個になってしまったわけだが、
このままカネヒキリとドバイワールドカップ(GI)に向かうのであろうか。
選出はされているが正式な受諾をしていないようなので、動向が気になるところ。
なにしろ昨年10月の南部杯から4ヶ月ちょっとの間に、GIを6連戦しているのだ。
さすがに疲労がたまっていないか心配である。

カネヒキリについては、いまさら書く必要ないでしょう。
とにかく無事にドバイに行って欲しい、それだけですね。
[02.19]
やったぜカネヒキリ!
フェブラリーステークス制覇!
[01.24]
1月23日に行われたJRA授賞式で、
金子真人オーナーがカネヒキリのドバイワールドカップ参戦を正式に表明した。
いよいよカネヒキリが世界に挑戦するかと思うと、今から楽しみであるが、
これでフェブラリーステークスはさらに負けられない一戦となった。
ぜひとも圧勝して、ドバイへ弾みをつけてもらいたいものである。
[01.17]
1月12日、ダート競走格付け委員会は、ダートグレード競走最優秀馬にカネヒキリを選出した。
カネヒキリとしては、JRA最優秀ダートホースに続く受賞であり、ファンとしてこれほど嬉しいことはない。
その前日、NAR地方競馬全国協会から、NARグランプリ2005の各賞が発表され、
2005年度の年度代表馬に、東京大賞典を連覇したアジュディミツオーが選出された。
JRAがカネヒキリ、地方がアジュディミツオーが代表馬に選出されたので、
ダートグレード競走最優秀馬には、この2頭のどちらかが選出されるのが普通。
ならGI3勝のカネヒキリが受賞するのは、当たり前であり驚くほどのことはない。
なにはともあれ、ダートグレード競走最優秀馬受賞、おめでとうございます。
[2006.01.11]
2005年度のJRA各賞が発表され、カネヒキリが見事に最優秀ダートホースを受賞しました。
ジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、と3歳統一GIを連覇しただけでなく、
古馬と戦いながらジャパンカップダートを制した実績から、受賞は間違いないと思っていましたが、
川崎記念、帝王賞、JBCクラシック、と統一GI3勝をしたタイムパラドックスがいたため、
本当に受賞できるか実際は結構ハラハラしていました。

最優秀ダートホース
カネヒキリ 284
メイショウボーラー
タイムパラドックス
ブルーコンコルド
該当馬なし
しかし、結果は上記の通り。不安がる必要はまったく無く、予想以上の圧倒的得票数での受賞でした。
むしろ、タイムパラドックスの票が少なすぎるのではないか、と思ってしまうほど。
結局タイムパラドックスは、地方のGI勝利をほとんど評価させてもらえず、
中央GIフェブラリーステークスを勝ったメイショウボーラーにまで負ける始末。運のない馬ですね。


カネヒキリはフジキセキ産駒なので、父内国産馬であります。
JRA賞には最優秀父内国産馬という部門もあり、こちらでも受賞の可能性がありました。
もっとも日米オークス制覇を成し遂げた、シーザリオという強敵がいたため、
ダート馬のカネヒキリには分が悪く、おそらく受賞はシーザリオになるだろうとおもっていました。

最優秀父内国産馬
シーザリオ 211
カネヒキリ 61
サクラセンチュリー
デルタブルース
シーイズトウショウ
インティライミ
該当馬なし
無効
結果は、シーザリオにトリプルスコア以上の差をつけられて、カネヒキリは受賞できませんでした。
まあ、これは仕方ないでしょう。やはり米オークス制覇は大きかった。
むしろ、よくシーザリオ相手に61票も獲得したと、褒めてあげたいですね。
なにはともあれ、最優秀ダートホース受賞、本当におめでとうございます。

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