●牛乳の代わりの飲み物は?

  牛乳が骨粗しょう症を悪化させたり、アレルギーを悪化させたりすることは分かって頂いたと思いますが、
  「じゃあ、代わりに何を飲ませればいいの?」とお思いの方も多いと思います。

  断乳を終えた子供は、“飲み物から栄養を摂る”必要はあまりありません。
  流動食から普通の食事が食べられるようになったわけですから、それで十分なのです。
  しかし、食事の時に牛乳や果汁飲料を飲ませておられる方は多いと思います。
  そうなると、牛乳や果汁でカロリーを摂取してしまい、その分、食事が摂れなくなってしまうのです。

  食事の時に飲ませるもの、それは「お茶」「お水」でいいのです。
  また、子どもが「ノドが渇いた!」と言った時に飲ませるものも、「お茶」「お水」でいいのです。
  ところが親は“どうせ飲むなら栄養のあるものを”と思って、果汁飲料や牛乳を飲ませるわけですが、
  これはハッキリ言って子どもの体からすれば、余計なお世話なのだそうです。
  大人でも、ノドが渇いた時、お水・お茶が欲しいですよね?
  ノドがカラカラの時に、牛乳を飲む人ってあまりいませんよね?

  特に牛乳は健康・栄養のイメージが強く、給食でも必ずといっていいほど出てきます。
  “離乳”した人間が、また“乳”を飲まなければ栄養が摂れないなんて、よく考えるとおかしいし、
  何よりも、和食などに牛乳って、味覚的にもおかしいのです、本当は。

  断乳・離乳をしたら、栄養は出来るだけ固形物から摂りましょう。
  そして、栄養(カロリー)のある飲み物は、補助的役割または嗜好品とお考え下さい。

  【お茶】
  
子どもに飲ませるお茶として適しているのは、“茶色いお茶”です。
  日本茶で言うなら、番茶・ほうじ茶・麦茶など、一度干したものですね。
  その他、ルイボスティー・柿の葉茶など、ビタミンやミネラルを含むお茶もいいようです。
  緑茶などは苦味・渋味もありますし、カフェイン・タンニンも含んでおり、敏感な子だと眠れなくなります。
  また、茶色いといってもウーロン茶もカフェインなどを含みますし、子どもにはきつく、あまりよくないそうです。

  【豆乳】
  
一般的に、牛乳の代替としてあげられるのは「豆乳」です。
  豆乳は牛乳と違い「植物性」なので、多少摂りすぎても大丈夫と言われています。
  とはいえ、他の食事との兼ね合いから考えても、1日50〜100cc迄が限度かと思いますし、
  他の食物アレルギーがあるお子さんは特に毎日飲ませることは控えた方が良いです。

  ところで、大豆に多く含まれるイソフラボンという成分が骨粗しょう症や更年期障害の予防に役立つそうです。
  イソフラボンは体内で女性ホルモンと同じ働きをするので、植物由来のエストロゲンと呼ばれています。
  女性が更年期になってくると、それまで骨を丈夫にするように役立っていた女性ホルモンのエストロジェンが
  不足するようになり、骨が折れやすい状態になります。
  最近、カルシウムと一緒にマグネシウムも参加して骨の形成し、丈夫にしていることが分かってきました。
  更にイソフラボンは大豆のフラボノイドの一種で、閉経などで女性ホルモンが減少した場合、
  代替ホルモンとして働きますが、骨粗しょう症の予防や閉経期に同時に起こりやすい更年期障害による
  つらい症状も軽減する働きがあることが分かってきました。
  更に、豆乳は母乳の代用としても十分な栄養が含まれています。
  粉ミルクより消化吸収もよく、内臓への負担も少ないようです。
  離乳食に使用したり、ママがわけあって母乳をあげられない時の代用乳としての使用もできます。
  断乳後もお子さんの栄養補給に使用したり、ホットケーキなどに牛乳の代わりとして使えますよ。
  豆乳はスーパーでも多く売られていますが、中には添加物がいっぱいのものも多くあり、
  かえって体に良くない影響を与えることもあります。添加物のない安全な豆乳を選んでくださいね。
  ふみまるが利用している豆乳は下記のものです。
    【豆乳家族】:エクセレントフーズ株式会社 調整豆乳。飲みやすくおいしいです。
    【カゴメ 新「豆」】:マミーショップ  無調整豆乳で添加物なし。料理に利用しています。
  他にも各生協でも豆乳が販売されています。

  【その他】
  検診などで「子どもに牛乳を飲ませましょう!」と保健婦さん達は口を揃えて言われますが、
  その理由として、“牛乳には、カルシウム・ビタミンD・リボフラビンが多く含まれているので、
  牛乳を飲まないとなるとこれらが不足して栄養障害が起る”というのがあげられます。
  確かにこれらの栄養素は、現代の食事には不足しがちなものが多くあります。
  この、カルシウム・ビタミンD・リボフラビンが多く含まれている食品は、
    カルシウム … 干しエビ、煮干し、マイワシ、ひじき、ゴマ、しらす干し、小松菜
    リボフラビン … 赤身肉、卵、サヤエンドウ、ナッツ、青野菜
    ビタミンD … 魚、カキ、カレイ、干しいたけ、まいたけ

  これらの食品を意識して食べることで、栄養素の不足は避けられると思います。
  多く食べなくてもいいんです。少しの量でも、牛乳の何倍もの栄養素が含まれているのです。
  また、これらの食品をよく見て頂くと分かると思うのですが、日本人が昔から食べていたものが多いですよね。
  日本人は昔から、自分たちの体に何が必要か分かっていたんです。
  それが欧米化で変化し、数々の現代病を引き起こしたとも言えます。
  誤った栄養学に振り回されず、良い物を取り入れて行って下さいね。