●長く母乳育児を続けたい方は
最近では「卒乳」を勧める風潮になってきていることから、2歳くらいまで授乳をする方も増えています。
また、早くからお子さんを保育所・託児所に預けて働いておられるママ&子どもにとっては、
帰宅後の授乳が1日離れていた分を埋める大切な時間となっており、子供の情緒安定にも大きな役割を果たすため、
2歳、長い方で3年保育に入る3歳くらいまで授乳される方も多いです。
桶谷式の断乳の適齢期としては、1歳2ヵ月〜1歳半というのが目安となっていますが、
1歳半以降も授乳をしたいと思われる方は、以下のことに気をつけながら授乳を続けて下さい。
○おっぱいの栄養はママがちゃんとした食事をしている限り、無くなることはありませんが、
赤ちゃんの飲み物なので、幼児にはそれだけでは栄養が足りなくなってきます。
一般に『離乳食完了期』と言われる1歳半を過ぎる頃からは、普通の食事もそれなりに食べて、
補助食品的な形で母乳をあげるよう、昼間の授乳は減らすなどの工夫をしていってください。
ただ、お子さんにとっては、どうしても食事を受け付けず、おっぱい三昧になる子もいます。
授乳の前に食事を摂る、自分でグチャグチャにしてでも食べられるようなメニューにする、など、
少しでもいいので普通の食事と併用出来るようにされていくといいと思います。
○1歳半を越えると、大人の言葉もかなり理解できるようになるので、
だらだらとした頻回授乳が続かないように、「外では飲まない」「○○の時は飲まない」など、
授乳に関するお約束をして、ママもお子さんも笑顔で授乳できる体制を作っていってください。
○夜の授乳はしっかりと続けてください。
「大切な夜間授乳」にも書いているように、夜の授乳は母乳量の維持に繋がります。
長く授乳を続けるには、昼間の授乳回数は減っても、夜の授乳をしっかりすることが大事です。
また、保育所などに預けておられる場合は、昼間の不安を打ち消す大事な時間となります。
保育所によっては早くに授乳をやめるよう言われる所もありますが、私はその必要はないと思います。
親子だけのナイショ♪で続けていってください。
○ごまかしの授乳にならないように・・・
長く授乳することも大切ではありますが、だらだらとした授乳は良くない場合もあります。
例えば何か都合が悪くなるとおっぱいに頼る、など、「ごまかしの授乳」になってきた場合、
色々なルールを覚える初期段階の時期に、自力で解決する力がつかない、という恐れも出てきます。
もちろん、自力で解決した後の、仲直りの授乳はとても良いと思います♪
○離乳食(食事)を全く受け付けない場合
2歳近くになっても食事を受け付けないなど、栄養的に問題が出てきた場合は、
子供にとっての初めての「卒業式」として、断乳をされることをおすすめします。
「断乳と卒乳の違い」にも書いたように、決して「断乳」は子供からおっぱいを取り上げるという
ひどいものではないことを理解して頂きたいと思います。
○虫歯について
長く飲ませていると、虫歯になるのでは?と不安になる方もおられるかもしれません。
基本的に母乳の糖分は虫歯になりにくいと言われおり、母乳だけが原因で虫歯になってしまうことはありません。
虫歯の最大の原因は食事・お菓子などです。
また、離乳食やお菓子の残りカスなどに母乳が付着するのが原因のこともあるようです。
なので、夜寝る前の歯磨きをしっかりすること!
また、甘いスナック菓子やアメなどは食べさせないことが、虫歯予防に繋がります。
特に、アメや乳酸飲料は虫歯の最大原因です。せめて3歳までは与えないようにして下さい。