●断乳を選択した理由


  私自身は、息子は1歳2ヶ月の時、娘は1歳5ヶ月の時に、断乳をしました。
  色々迷いましたが、下記の理由が決めた理由です。

  ●我が家の断乳時期
  私は産後すぐから「溜まり乳」タイプで、白斑や炎症などのトラブルを何度も経験し、
  子どもの月齢が大きくなっても、授乳間隔があくとすぐに詰まりが出来たりしこりが出来たりするので、
  かなり食事に気を使わなくてはならず、それに対するストレスがあったり、
  仕事をしながら、昼も夜も寝てくれないわんぱく坊主の育児でかなり疲れていたこともあり、
  私にとって1才2ヶ月というのが限界の時期でした。
  5月に断乳したのですが、これを逃すと断乳に良い時期が次は9月以降になるので、
  そこまで私の気持ちがもたなかったのでこの月齢での断乳となりました。

  でも断乳を終えてみると、もっと飲ませてあげればよかったなと思う気持ちが大きく、後悔もありました。
  そこで、娘は1歳5ヶ月を過ぎた頃の断乳にしました。
  個人差もあるので、一概には言えませんが、やはり1歳半頃まで待って良かったと思いました。
  でも、男の子は特に長く飲ませてあげて欲しいと思い、そうアドバイスするようになりました。

  ●溜まり乳は卒乳には向かない
  「溜まり乳」タイプの方は、徐々に授乳回数を減らしていく「自然卒乳」には、向かないそうです。
  母乳というのは時間をあけると脂肪分や糖分が多い、質の悪い母乳になっていきます。
  溜まり乳さんが授乳回数を減らそうとすると、悪い母乳が根底に溜まっていき、
  白斑・乳腺炎などのトラブルが多くなる可能性があります。
  特に夜の授乳がなくなると、朝起きた時にいきなり乳腺炎ということもあるのです。
  そういったことからも、溜まり乳さんの場合は、出来れば桶谷などのプロのおっぱい助産婦さんの管理のもと、
  良い状態で断乳をされるのがいいと考えます。

  でも溜まり乳の方でも、子どもが1才半を越える頃には、母乳の役割も終息を迎える準備をするのか、
  わりと張りもおさまり、人によっては差し乳になっていくこともあるようです。

  ●断乳によって我慢を知ろう
  断乳を選んだ理由のもう1つは、ずっとお世話になっていた桶谷の助産婦さんから、
  『断乳という儀式は、子どもが初めて「我慢する」ということを身をもって体験することができ、
  将来的に「我慢ができる子」になるんだよ』と言われ、それに納得したことです。
  最近は子どもの自主性を尊重しようということで卒乳が奨められていますが、
  おっぱいを飲ませることで親子間のトラブルをうやむやにしてしまっていたりするなど、
  おっぱいが「ごまかし」の手段になってしまうと、良い親子関係を築くというものとは別になってしまいます。
  素敵なスキンシップの時間として授乳するのは良いですが、
  ママが苦しい・複雑な気持ちで授乳を続けるのは親子ともに良くないそうです。
  ずるずると続けていくよりは、親子で次のステップに進むために断乳を選択するのも一つの手段だと思います。

  また母乳を飲むというのは赤ちゃんにとって本能による欲望を満たす手段なのですが、
  この欲求は、思春期以降の「性欲」にも繋がるそうで、断乳を経験することによって、
  “本能による欲望も、時には我慢することが必要だ”と小さい時に身をもって知ることができ、
  将来、性的な欲求に突っ走ることが少なくなるそうです。
  特に思春期の男の子にとって、射精の快感は「本能が一番満たされる瞬間」であり、
  これが時には我慢出来ないと、性欲に歯止めが効かなくなります。
  近年、少年による性犯罪が以前と比べ多くなっているのは、
  「本能の欲求を我慢」することが出来ない子どもが増えたせいとも言えるそうです。
  
  でも、断乳といっても、親が一方的におっぱいを取り上げるのでは、それは「我慢」を知ることにはなりません。
  お子さんとしっかり話し合って、話しが出来なくてもちゃんと向かいあって、
  ママの真剣な気持ちと、ママの強い気持ちをお子さんに理解してもらい、「親子で頑張る」断乳が必要です。
  このためには、まず1歳2ヶ月以上という、親とのコミュニケーションが少しとれるようになる頃、
  また「言い聞かせ」がわかる頃までしっかりとおいしい母乳を飲ませ、
  赤ちゃんの欲求を満たし、親子の絆を深めることが大切になってきます。