蔵元


Karl Erbes: カール エルベス家のワイン

ヴュルツガルテンの葡萄畑
ステファン
カール エルベスの蔵元前で

 1967年、カール エルベスによって設立されたワイングートです。カールエルベスは、35年前から有名なクリストフェルベレス家のケラーマイスターをしていました。所有する葡萄畑は、ユルツィガー ヴュルツガルテン(3.2ha)とツェルティンガー ヒンメルライヒ(0.5ha)、エルデナー トレプヒェン
(0.3ha)の合計4haで、そのすべてが非常に厳しい農作業を強いられる急斜面となっています。
私どもは、約20年程前より彼のワインを取り扱っており、その品質の素晴らしさは、すでに多くの私どものお客様もご存知のことでしょう。
日本では、私どもでのみご紹介する彼のワインは、いつも品質が安定しており、まさにリースリングの芸術品ともいえる味わいを醸し出しており、息子のステファンが手伝うようになりますます品質は向上しているように見えます。
エルベスの片腕として、すでに15才の時からワイン造りを手伝っているステファン(32才)は、念願のケラーマイスターの資格を取りました。
ステファンの目標は、父の後を継ぐことで、父の働く姿を見ていて自然にケラーマイスターになることを決めたそうです。両親も「この後継者不足の時代に息子が継いでくれるのはとても嬉しい」と語っていました。ドイツでも日本でも親子の心の触れ合いが少なくなってきていますが、エルベス家にはきっとそんな問題のかけらもないのでしょう。
この17年間、毎年彼らの家を訪問していますが、時にはユルツィガー ヴュルツガルテンにも足を運びます。そこは畑というよりはむしろ崖と言った方がよく、しかも所々に粘板岩の岩板が露出し、農作業中に足でも滑らせたら谷底まで転げ落ち、場合によっては命をも落としかねない、といった所です。
私どもが知る限り、他の誰よりも厳しい農作業を強いられる畑です。エルベスの畑に一度でも行ったことがある人なら、労働に対して世界で最も安いワインといっても当然だと思うことでしょう。

K−196 K−197 K−198
  ユルツイガー
   ウ゛ュルツガルテン
  ユルツイガー
   ウ゛ュルツガルテン
  ユルツイガー
   ウ゛ュルツガルテン
   ホッホゲベックス 
       Q.b.A.
Kabinett Spatlese
K−199 K−967
 ユルツイガー
  ウ゛ュルツガルテン
  ユルツイガー
    ウ゛ュルツガルテン
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