ドイツワイン法に従い、葡萄の成熟度によって品質等級されます。品質等級は、まずターフェルワイン(Tafelwein)とクヴァリテーツワイン(Qualitatswein)とクヴァリテーツワイン・ミット・プレディカート(Qualitatswein
mit Pradikat)に分けられます。(1)
ターフェルワイン(Tafelwein)
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ドイチャーターフェルワイン(Deutscher Tafelwein)
ドイツ産の日常消費用のワインで、全体の生産量の約10%です。
やや甘味があり、飲み口のよいワインがその大半を占めます。
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ラントワイン(Landwein 地酒)
フランスのヴァンドペイ(Vin de Pays)に相当するワインで、トロッケン
(Trocken・辛口)かハルプトロッケン(Halbtrocken・やや辛口)に限られ、食中酒として最適です。また、ワイン生産地域を19に分け、よりその生産地の特徴を強調したワインです。
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クヴァリテーツワイン(Qualitatswein)
クヴァリテーツワイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ(Qualitatswein bestimmter Anbaugebiete 限定地域内上級酒)と正式には言いますが、略してクーベーアー(Q.b.A)と呼びます。
ドイツのワインの最も大きい部分を占める等級で、13のワイン生産地域のいずれかが明記されます。 |