生籾殻散布の効果
生の籾殻を散布されている方にお聞きしますと、稲にとって非常に良いと好評です。
是非一度、生の籾殻を試験的に投入しませんか!
籾殻の処理は大変な作業です。
籾殻を堆肥やクン炭にすることなく、生のまま水田に返しましょう。
1.土壌改良
腐敗に時間が掛かり、完熟すると長期にわたり効果を発揮します。
特に砂地の田んぼ、粘土質の強い田んぼ等は特に効果が実感されるでしょう。
2.ケイ酸の効果
稲は珪酸植物で、大量の珪酸を吸収します。籾殻を戻すことにより、
ガラス質を身にまとうことで葉先が立ち、手が切れるほど硬くなる。
更に茎葉を倒伏しにくい、病害虫に強い稲を作ります。
その籾殻が田んぼに戻されないと、田んぼの珪酸が減って行きます。
そして、稲は柔らかく、病害虫に弱く、倒伏し易い稲になります。
ケイ酸には植物体を強化する効果があり、葉の垂れ下がりの少ない
直立型の草型になり、根元付近まで日が当り光合成を促進し、増収が期待できます。
3.投入することで
着実に体力ある土作りが進み、根が深く成長し、良い微生物が増殖されます。
ご注意
籾殻投入後は、チッソを吸い上げるので、元肥や追肥で生育の調節が必要です。
■月刊誌 現代農業2009 11月号の記事より抜粋
(この外に生籾殻の記事が沢山載っています。)
岡山の赤木歳通さんの記事 | 山形県の長堀 誠さんの記事 | |
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田んぼや畑に大量にぶち込んでやれば、粘土質の田んぼは3年でフカフカ土に、1反に2町歩分くらいなら、なんてことない、田植して10日たっても色が出なかったら追肥すれば良い。と言う記事です。 | 圃場整備で田んぼの地力がガクンと低下。自分のものは勿論、近所の農家から買ってでも生の籾殻を入れ続けた。3年目位から大きな亀裂ができずにしっかり水分を保て、肥料切れしにくく管理が楽になった。継続して入れることで、生の籾殻を好んで分解する菌が増えているのか、3年目以降は完全に地力の差がついている。との記事です。 |
(現代農業2010 10月号より)
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