戻る

2 マトリックスの対称化

前述のガレルキン法では式(2-21)でのマトリックスは非対称となる。したがって

(2-1)の移流項を右辺に移行して発生源として陽的に考える.すなわち式(2-21)左辺の

右辺に移項し、に加えると結局、次式が得られる。


                (3-1)


ここで左辺に現れるマトリックスはすべて対称となり、連立方程式の計算時間と計算容量が

 削減できる.また式(3-1)を連立代数方程式に展開すると、その番目の方程式として次式を得る.


 
  
         
 (3-2)


すなわちガレルキン法による代数方程式(式(2-20))において左辺の移流項

からの成分、すなわち第1項のと第3項のを右辺に移項し、それぞれ右辺

第1項のと第3項のに加えると式(3-2)が得られる。