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三次元流れ問題の解析(2)

( レイノルズ数 3,200での計算結果)

(一部省略)

表3.2にレイノルズ数3200での計算パラメータを示す。

Loop=20,000まで計算した結果には、図3.8の相対速度変化率の状況図に

示すように明らかに流れの非定常性が観察される。図3.9,3.10にLoop=18,000回

および 20,000回での各断面における流速ベクトル図を示す。

( ただし、y-z断面 (x=0.5)およびz-x断面 (y=0.5)での

速度ベクトルはx-y断面(z=0.5)の2倍のスケールで表現されている。)

z-x断面(y=0.5)の速度ベクトルでは対称面においてテイラ−・ゲルトラ−(-

状の縦渦[11]と流れの非対称性が確認できる。 

このテイラ−・ゲルトラ−状の縦渦が18,000回から20,000回にかけてz=0.5の

面に近付き,その結果,x-y断面での主渦の変形をもたらしている。


(以下、一部省略) 

これより、基本的には文献
[12]とほぼ同程度の結果が得られたと考えられる。

Table 3.2 Computational parameters (Re=3200)

Method Mesh Δt Loop bmax
MSR 40x40x40 0.01(0.02) 20,000 0.86
Kawai et al.[12] 40x40x20 0.001〜0.005 34,500 0.13
Matsumoto
et al. [10]
30x30x30 0.01 15,000 0.66

            

 Fig. 3.8  Convergence histories of δ( Re=3200, 40x40x40 )