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1 陽的有限要素法の場合

    ガレルキン法による定式化式(2-20)でのタイム・スキーム・パラメータ

ゼロとし、左辺マトリックスの各成分を同じ行の対角項に寄せ集める

(すなわち、式(2-20)において
とおく:集中化)と、

節点に関する代数方程式として次式を得る.

            (4-1)



ここで式(4-1)の定式化をEX方式と称する.式(3-8)と(3-9)を式(4-1)の

代数方程式に代入してで割ると、
次式の増幅因子を得る。

           (4-2)


したがって式(3-12)から、結局、次式を得る。

           (4-3)


変形ガレルキン法と同様に式(4-3)と(3-7)を式(3-17)に代入し、

ロピタルの定理を用いてでの
極限を考えると次の補正係数が得られる。

                 (4-4)


ここで補正係数の第2項は変形ガレルキン法のそれと同様である.また第3項はマトリックスの

集中化
による離散化誤差への修正分である.結局、補正後の増幅因子として次式が得られる。


         (4-5)


ここで補正係数を導入した陽的有限要素法をEX(C)方式と称する。