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2 二次元潮汐流動問題の解析
2.1 基礎方程式
(2.1)
ただし, U:x方向の線流速
V:y方向の線流速
u:x方向の平均流速 v:y方向の平均流速 ζ:水位
K:人工粘性係数 g:重力加速度=9..8 γ2:底面での摩擦係数=0.0026
fc:コリオリ係数=2ωsinθ t:時刻 H:水深
ω:地球自転の角速度=7.27×10−5 θ:計算対象領域の緯度(度) である。
ここで、式(2.1)各式右辺の最終項は人工粘性(拡散)項として導入した。
2.2 有限要素法による定式化
式(2.1)を各式ごとにガレルキン法により定式化すると、形状関数をNiとして
総節点数個の連立方程式がマトリックス形で次のように表される。
(M:総要素数、Ve:要素領域)
(2.2)
ただし、各マトリックス等は以下のように表される。
ここで、 ζe :要素の水位, Δ:要素の面積
Q1:式(2.1)の右辺第4〜5項, Q2:式(2.2)の右辺第4〜5項
bi=yj−yk, ci=xk−xj, K=f3gHΔt である。
図2.1 潮汐流動の数値計算例(潮流ベクトル図)