出エジプト記26章「幕屋の内容」 2020.1.20
神は、モーセを通して、イスラエルの人々に、幕屋を造るように命じました。それは、神のイスラエルの人々に対する特別な意味がありました。それは何でしょうか。
出エジプト記25:8〜9
わたしのために聖なる所を彼らに造らせなさい。わたしは彼らの中に住むであろう。わたしが示す作り方に正しく従って、幕屋とそのすべての祭具を作りなさい。
神は天地を創造された方であり、人間が造る物には住むはずはありません。しかし、神は、イスラエルの人々に、あえて、神と人とが出会う場所を設けてくださいました。それが幕屋になります。25章では、契約の箱、贖いの座、机、燭台などを見てきました。幕屋は移動のために解体できるような構造になっています。豪華な輝く幕屋であったと思われます。至聖所には契約の箱が置かれ、その中には十戒の入った板が入れられます。箱の上には贖いの座が設けられています。イスラエルの人々は、神が選んだ民であり、ここで神と契約を結ぶのです。その戒めを守れば、神の祝福を得ることができます。素晴らしい希望を神からいただきました。
けれども実際には、奴隷の民だったイスラエルの人々はエジプトから脱出し、荒れ野をさまようのです。とても神の民に選ばれたとは言えない状況でした。その上でも、神は、このイスラエルの人々を守り、導こうとされるのです。26章では、幕屋の中の幕のことが書かれてあります。
・1〜14幕屋を覆う幕
幕屋を覆う幕は10枚の幕からなっています。5枚ずつセットなっています。内側から青、紫、緋色の亜麻のより糸で織られ、ケリビムの姿を織り出しています。幕は3重構造となっていて、その上に山羊の毛を使った幕をかけ、その上に赤く染めた雄羊の毛皮とジュゴンの皮で覆っています。
・15〜30幕屋の壁板と横木
幕を覆う幕屋の骨組みですが、本体は壁板と横木で組み立てられます。この壁板に横木を当てて固定しています。壁板も横木も金箔で覆っています。
・31〜35至聖所の垂れ幕
垂れ幕も、青、紫、緋色の亜麻のより糸で織られます。その幕にはケリビムも織り込まれます。この幕は聖所と至聖所を隔て、奥の至聖所に契約の箱を置き、聖所には北側に机、南側に燭台を置いています。
・36〜37天幕の入口の幕
天幕の入口の幕も、青、紫、緋色の亜麻のより糸で織られます。この幕をかけるためにアカシヤ材で5本の柱を作り、金箔で覆います。
特に、至聖所の垂れ幕ですが、イエス様が十字架につけられ、なくなった時に、真っ二つに裂けました。それは、神と人との新しい関係が始まるのです。
マタイ27:50〜51
しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、
これは、イエス・キリストの十字架の死によって、神と人との間にある壁が取り除かれたと言う意味です。旧約聖書の意味を知ると、より新約聖書の意味を深く知ることができます。イエス・キリストの十字架の意味を、より知ることができます。神の人に対する救いの業、よりよく準備されていることが分かります。丁寧に準備されて、神は人を愛されているのです。
祈り 神よ。新しい時を与えてくださり、感謝します。あなたの私たちに対する大いなる救いの業をみています。本気で、あなたは私たちと関わってくださり、愛してくださっていることが分かりました。本当に感謝します。あなたの愛に答えることができますように、導いてください。イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。
皆様の祈り「 」アーメン。
共に祈ってくださり、感謝します。神の平安を祈ります。良き1日を過してください。(横山厚志)