2011年 9月 No.99号

  肥 満(メタボ?)について

   
第二章 肥満の原因、及び対策


1.肥満の原因

(1)太りやすい素因(体質) 
 @大食家(おおぐらい)脳の
「視床下部」(上右図参照)に満腹中枢・空腹中枢がある。血液中のブドウ糖(血糖)が多くなると、満腹中枢が刺激されて、食べる事をやめる。血糖値が下がると、空腹中枢が刺激され、食べる。大食家は、満腹中枢が鈍いのであろう・・・いくら食べても、きりがない為、大量に食べてしまう。
 

A吸収率が良い
小腸の機能に恵まれ、消化・吸収が優れているのであろう。
(いくら食べても太る事が出来なく、悩んでいる人も多くいる)
 腸の長さは、その人の座高と比例すると言われるが、こんな事も関係すのであろうか・・・ 
 以上の様な「素因」は、親から受け継ぐものである。親には、世話に成っているので、遠い祖先を恨み事にしよう。

(2)生活習慣
 
 
都市化が進み、交通の便が良くなる。機械化され(ロボットも)人力を必要としなくなった等々で・・・
 兎も角、運動不足であろう。
「摂取カロリーは、その日に消費してしまう」(成長期の子供を除く)事が大切である。運動不足によって、摂取された炭水化物・脂肪が消化しきれず、皮下脂肪として蓄積される。(93号参照)ボタンで戻る
 
2.肥満の対策

(1)食事療法
 
 色々な説が有るので、頁の関係上、省略する。ただ、
食事の摂取量だけを制限して「体重減量」する事は、健康的に非常に危険である。脂肪が減少する以上に、体組織(特にたんぱく質)が減少し、体力(免疫力も含む)低下となる。

(2)運動療法


@運動の強度

 左図の
左縦軸は、ブドウ糖がエネルギーとして使われる%であり、上に行くほど多く使われる。一方右縦軸は、脂肪の燃焼率であり、下に来るほど多く使われる。
 図下の横軸上は、運動強度であり、下は、運動を続けている時間である。
 運動強度で見ると、
右側の走っている図の時の脂肪が使われている(燃焼)量は、0に近い。そのまま、左縦軸に辿って行くと、ブドウ糖の燃焼が50数%である。
即ち、早く走っている時には(全力疾走)ブドウ糖が使われるだけで、脂肪は使われていない。
 
脂肪を燃焼させる為の運動強度は、走ったり、歩行をしている時であると「2人で話をしながらジョキングをしていても、息切れがしない速度」が、理想である。
 
A運動を続ける時間

 図下の横軸下は、運動を継続する時間を示している。右は、時間が短く、左に行くほど長い。1〜2分では、脂肪の燃焼は、0である。15分位続けていると、
脂肪が50%位燃焼する様に成る。年齢によるが、出来れば、ジョギングで、30分以上、徒歩で40分以上が理想的であろう。
 
 
更に、毎日行えれば一番良いが、出来なければ、週3日は行わないと効果がない。(継続をする事)
 「毎週1回ゴルフを行っているから」は、疲れ損だけであり、意味がない。時間がなければ、日常生活で工夫をすれば、何とでもなる。私は、5階までは、階段を利用する。若者が駅で、列に並んでエレベーターを待っている様子を見ると情けない。