トレーニングとは、私たち成体に刺激を与えて、適応作用の範囲を広げる事によって、機能を発達させる事である。

筋トレーニング 毎日、腹筋運動を10回行うと、その刺激に適応して、筋繊維が太くなり、筋力が強くなる。ところが、何時までも10回であると、その筋力を維持する事は出来るが、それ以上にならない。12回にする事によって、2回分の刺激に適応するため、筋力が強くなる。

高所トレーニング 体内に酸素を取り入れてくれる赤血球は、平地で血液1r中450〜500万個である。標高2,000mの高所に行くと、気圧が薄いため、赤血球中のヘモグロビンと酸素の結合力が低下する事、及び酸素が、薄くなる事等で体内へ、酸素を取り入れす量が少なくなる。
高所に、長時間滞在していると、赤血球数が多くなり、平地時と同じだけの酸素を摂取できる様になる。
この状態で、平地に戻ってくると、赤血球数が多いので、1呼吸当たりの酸素摂取量が多くなる。従って、持久力が強化される事になる。(高所から平地にもどた時の、赤血球数の退化は、早い)

寒冷トレーニング 1ヶ月間、ネズミを、氷水で毎日5分間水泳のトレーニングを行うグループ(A)と、何もさせないグループ(B)を作る。両グループを、気温−30℃の部屋に入れると、(B)グループは、すぐ凍死してしまうが、(A)は、2〜3分間位持ち応えている。この現象は、刺激を与えた事で、適応範囲が広がり、寒さに対する抵抗力が強化された事になる。

以上、非常に簡単であるが、例題を挙げてみた。
そこで本論の、水分摂取について考えた時、のどが乾かなくても、ちびちび水分を補給し、常に環境の良い状態を作っていると、適応範囲が狭くなってしまう。従って、何らかの状態で、水の補給が出来ない時の抵抗力が、低下してしまう事になる。