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| 我々からだの機能は、環境の変化に対して、何時も一定の状態を保っている能力を持っている。 例をあげてみると |
| @ | 体内水分量は、少し位、水の補給がなくても、前項で述べた様に、体重の70%を保持する事が出来る。 |
| A | 血中のブドウ糖の量(血糖値)が上昇すると、インシュリンが働いて肝臓にグリコーゲンとして貯える。血糖値が低下するとアドレナリンが、肝臓に貯えておいたグリコーゲンをブドウ糖にして、血糖値を、常に血液100ml中100mgと、一定に保ってくれる。 |
| B | 外界の気温が上下しても、体温は、常に36℃と一定である。 体温が上昇すると、体温調節中枢が、自律神経に命令して、体表面の血管を拡張し、体表面に血液を多く流す。従って、体熱は、外気に触れて放散する為、体温が上昇しない。それでもまにあわない時には、発汗させ、その汗が蒸発する時の気化熱を利用して、体温を放散する。汗腺は、体表面積1cu当たり100〜250本と言われている。日本人の能動汗腺(汗腺は、全部が作動している訳でなく、休憩をしているものが有る。実際に汗を出している腺)は、190〜270万本である。これに対して、熱帯地方の人は、260〜300万本である。能動汗腺が多い分大量の汗を発汗するので、放熱量も多くなる。ところが、日本人が、熱帯地方で永いこと滞在していると、能動汗腺が多くなり、発汗量も多くなる。 体温が下がると、体表面の血管は収縮し、体熱の放散を防ぐ。更に、骨格筋を収縮させて、熱を生産する。 |
| 以上の様な作用を「恒常性の維持」(ホメオスタシス)と言う。 この作用があるがこそ、色々の変化に対しても、我々の生体は、常に一定に保たれている。 従って、環境の変化に対しても、上手に適応しながら、からだを守っている。 この適応作用の範囲が広ければ広いほど、環境等の変化に、対応できる事になるので、体力的に強くなれる事になる。 |
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