2月No.8号 増刊号 No.8号
不 整 脈 に つ い て

図1
  安静時心電図

図1の、心室性期外収縮1回で、正常な収縮が2〜3回、そして又期外収縮1回位であれば、症状としては、たいした事がない。ただ、心室性期外収縮の時は、「地震かな」と思う様に、体に「どすん」と感じるものが有る。



図2

ところが、図2の様に、の正常な拍動1回に対し、期外収縮の様に連発し、正常な収縮が1回で、又直ぐ期外収縮となってくると・・・。



図3

図3の様に、心房粗動または、心房細動をおこす。心房粗動の内は、未だ良いが、細動になると、気が遠くなって来る時も有る。心房細動を起こすと、血流量が少なくなる為に、凝血塊が出来、それが血管壁に、血栓となって貼りつく。心拍が、正常に戻った時、その血栓が血管壁より剥がれて血液と流れ始め、細い血管に詰まって、脳梗塞・心筋梗塞になってしまう。
 今まで、この様な不整脈の現象が見られるのは、心拍数が、分当り120拍位の軽運動であってもその後、休憩を取っている時に現れる。
そこで、次の様なテストを行ってみた。



運動負荷後の回復時 1

図4

図4は、自転車エルゴを使用して、1.25Kp・分60回転で実施した、運動負荷心電図である。
 心拍数は、分120拍。その時の血圧は
の様、収縮期血圧182〜184・拡張期血圧86〜84である。


図5

5は、運動を中止し、椅子に座って、回復していく時の心電図である。運動中止15秒後の心拍数115、収縮期血圧178、拡張期血圧86と、それぞれ回復している。ところが、30秒後の心拍数、収縮期血圧は、回復しているものの、拡張期血圧が、100を越している。しかも、その時からの様に心室性期外収縮が現れている。この期外収縮が、図2の様になると図3の心房粗動・細動が発生する。
 
運動をやめた後、3分位の間、この様な拡張期血圧の異常上昇が、見られる。この現象は、迷走神経の関係か、筋ポンプ作用の停止から来る、血液環流量の減少から来るものであろうか?


運動負荷後の回復時 

図6
図6は、トレッドミルで10分間運動した時の心電図で有る。心拍数123拍、収縮期血圧181、拡張期血圧88である


運動終了後、6分間整理運動を行った。

図7
トレッドミルのスピードを徐々におとしながら、整理運動を6分間行った。
図7は、整理運動3分のものである。心拍数は、106拍、血圧は、168/86と、減少して来ている。

図8
図8は、整理運動6分目のものでる。心拍数84、血圧136/84で、整理運動終了。

図9
図9は、整理運動が終り、椅子に座って回復を待っている1分後の物である。心拍数77拍、血圧131/82である。

6分間の整理運動を行った結果、図5の様な拡張期血圧(最低血圧)100以上になる現象が見られない。

整理運動が、如何に大切であるかを証明している