緋寒桜にメジロ 節分の2月3日、東京は暖かく、皇居周りを散策したら、桔梗堀の石垣補修工事を行っていた。太田道灌も想像しえなかったであろう大型クレーンで吊り上げたのだろうが、 取り除いたあの大きな石はどこに置いてあるのだろうなどと、いろいろ思いをめぐらした。 気持ちのいい陽気だったので、大手門から東御苑に入ってみた。ヒカンザクラ(緋寒桜)が咲いていて、メジロが蜜を求めてやってきた。メジロのさえずりに春の訪れを感じながら天守閣跡に上り、皇居の外を見渡すと、 大手町は高層ビルの建設ラッシュのように思えた。東京駅も改修工事中だが。 東御苑には赤穂浪士の討ち入りにつながった松之大廊下の跡もあり、一人感慨にふける。 日比谷線で三ノ輪に足をのばして、樋口一葉記念館を訪れた。展示された手紙などみるととてもうまい筆に驚かされた。塾で和歌や書道を習ったそうです。一葉が使っていた薩摩焼きの紅入れや櫛・かんざしなども展示されていた。
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