9月20日の晩に天気がよいので木曽駒ケ岳に登りませんかと、急のお誘いを受け予定をキャンセルして出掛けてきました。幸い天気が良くて素晴らしい登山日和になりました。初めての中央アルプス登山と本格的な岩場の登りを経験でき楽しくかつ怖い1日になりました。
ついに2900m級の山に初めて登頂です。宝剣岳の頂上は大きな岩で、狭くて10人も登れば居場所がありません、記念撮影をして早々に山を下りました。下りも鎖を頼りの危険な道程でした。
宝剣岳 2931m
ロープウエイの頂上駅を降りるとそこは千畳敷カールです。木曽駒ケ岳に登るには2ルート有り、一般的なルートは、千畳敷カールを横切り八丁坂を登り、乗越浄土を経て木曽駒ケ岳に登るルートで、中央窪んだところが登り切ったところになります。我々はもう一方の、極楽平から宝剣岳を経由するルートで木曽駒ケ岳に登ることにしました。写真中央左側の高く険しい山容を見せているのが宝剣岳です。
極楽平を過ぎて行く手に宝剣岳が見えてきました。写真の山は右から、宝剣岳・中岳・木曽駒ケ岳になります。この写真を撮っていた頃はこの険しい山に登るとは思ってもいませんでした。ところがこの山を越えなければ木曽駒ケ岳に行けないことが間もなく分かるのです。山を見ただけで足がすくんでしまいます。経験のない我々に本当に登れるのか?、神に祈るのみです。意を決して出発しました。
木曽駒ケ岳方面から見るとこんな山
岩登りのルートを振り返ってみるとこんな感じになります。スタートは写真上部の平坦なところを一旦下ってから登り始て、カニの横ばいや、岩場の下りありで、この写真で見れば表面の岩場を降りてくることになります。その後更に岩場の登りがあってやっと頂上に着きます。見にくいかも知れませんが、これから降りるのか登るのか分かりませんが岩の上に登山者が見えます。
中岳頂上から見た木曽駒ケ岳
乗越浄土から見た中岳 2925m
木曽駒ケ岳山頂 2956m
木曽駒ケ岳からの帰りは中岳の巻き道を帰りました。この写真は中岳巻き道から中岳を見上げたものです
乗越浄土から千畳敷カールを見るとこんな感じになります。前方の建物はロープウエイの山頂駅舎です。なにやらスイスのアルプス地方を思わせる光景ですね。
今回の登山ルート 千畳敷カール−極楽平−宝剣岳−乗越浄土−中岳−木曽駒ケ岳−中岳巻き道−乗越浄土−八丁坂−千畳敷カール−ロープウエイ山頂駅 所用時間 約5時間40分(昼食時間含む)
極楽平、後方の山は三の沢岳