洋楽レビュー

気に入ってる洋楽を軽く紹介。


EMINEM 「THE SLIM SHADY LP」 (1999.4)

デトロイト出身の白人ラッパー、エミネムの1stアルバム。
2ndほどのまとまりはないような気がするけど、すごく好きなアルバムです。
シングルにもなってる「My Name Is」なんてもう大好き。
「俺の人生の99%は嘘ばっか」だからね。素晴らしいデビュー曲ですね。
この曲は1999年のMTVの授賞式のパフォーマンスで歌ってましたねー。
ああ生で見たかった。

で、一番のお気に入りは「'97 Bonnie&Clyde」。
この曲の主人公のClydeが娘(Bonnie)の前でママとその再婚相手とその息子を殺しちゃって、トランクに詰めて湖に捨てるのね。
で、「これでお前と二人っきりだよ、ボニー♪」ってストーリーなんですけど(訳詞見た時は震えました)。
エミネムはそのClydeになりきってるんだけど、その一人芝居っぷりがすごい。
2nd収録の「Stan」でも思うけど、ホント天才だよ、エミネム。
この人って白人じゃなかったらこんなに注目されなかったと思うんだけど、それを抜きにしてもやってることがすごく面白い。
エミネムのおかげで速いテンポのラッピングしか受け付けなくなっちゃったしな…(笑)。


311 「SOUNDSYSTEM」 (1999.10)

思わず「さんいちいち」と読みたくなってしまう311の4thアルバム(ライブ盤を含めると6th)。
どんなバンドでどんな音楽なのか、わからずに買ったのですが。
聴きはじめたら妙にハマってしまう音でした。
レゲエ、ロック、HIP HOP…あらゆるジャンルがミックスされた感じ。
軽めの音なんだけど、しょぼくないんですよね。これはすごい。
レゲエ色が強いのもいい。つやのあるボーカルも好み。
レゲエ風味のロックっていうだけで、思いっきりレゲエってわけではないのですが、私が食わず嫌いだったレゲエを普通に受け入れられた記念すべき1枚です。
この力の抜け具合。飄々とした感じ。たまらなく気持ちいいですね。
シングルにもなってる「Come Original」なんて、かなりいい抜け具合です。

このアルバムのおかげで、「レゲエっていいなあ〜」と、苦手だと思ってた音楽分野が減りました。
ありがとう311。次はテクノ嫌いを直してみたいものだ。


U2 「WAR」 (1983)

私が洋楽にハマるきっかけになったアルバム。U2の3rdです。
Jの影響で手に取ったんだよねー。昔は彼が紹介するCDを聴きまくったもんです。

やはり一番好きな曲は「SUNDAY BLOODY SUNDAY」だろうか。
メンバーの祖国、北アイルランドの紛争の悲劇を歌った曲。
ボーカルの、ボノの声にすごく圧倒される。
つややかな声の中に含まれた、怒りや悲しみ。
初めて聴いた時は歌詞の意味なんて知らなかったけど、それが伝わってきた。声の表情だけで。
すごいと思った。
今のボノの声も好きだけど、この頃の声っていうのは、若いせいか今よりももっと声につやがあって好き。
「SUNDAY〜」に限らず、この「WAR」というアルバム自体が争うことへの怒り、悲しみに満ちているような気がします。
私は「怒り」のパワーが作った曲ってとても好きなんだけど、このアルバムが好きなのもそういうパワーにあふれているからかな。
U2のアルバムの中で一番好き。
「NEW YEAR'S DAY」なんかもすごく好きな曲。
この曲のエッジ(ギターの人)のソロは絶品! 聴いてるだけでなぜか涙出てくるもん。

U2って初心者もロック好きもいっぺんに納得させてしまうメロディや、技量や、POPさや、ROCKさを持っている希有なバンドだと思う。
U2に出会ってなかったらこんなに洋楽好きにはならなかったかもしれないなあ。


DR.DRE 「2001」 (1999.12)

エミネムは98年にアフターマスというレーベルからメジャーデビューしていますが、このレーベルを立ち上げたのがDR. DRE。
L.A.のラジオ局でエミネムの曲を聴いたドレーは、彼を探し当てて、無名だった彼を自分のレーベルからデビューさせたのです。
そんなドレーのアルバム、本当にたっくさんのラッパーが参加してます。
エミネムはもちろんのこと、92年にドレーのプロデュースでデビューしたスヌープ・ドッグ、メアリーJブライジやヒットマンやその他いろいろ、もう何のつながりだかわかんないくらい(笑)フィーチャリングしてますね。
この参加アーティストの多さ、何かHIP HOPの友達の輪の象徴って感じですね〜。

私はエミネムがお気に入りなので、エミネムと共演している「FORGOT ABOUT DRE」が好き。
他の曲でのドレーのラップは割とゆっくりめなのに、この曲では速いテンポでラップしてるのがおもしろい。
エミネムといい、シャバD(zilch)といい、私は高速ラップが好きなんだろうか、やっぱり。
太めで低い声のドレー(いかにも黒人ぽい)、割と高めでよく立つ声のエミネム、この2人の声が対照的なのもおもしろい。
「ところで怒れるラッパーたちは一体何に怒ってるの?」ってリリックには笑った。
「WHAT'S THE DIFFERENCE」のエミネムは「FORGOT〜」とは違う感じのライミングで、これもまたいいですね。
「FORGOT〜」みたいに楽〜な感じでやってるのもいいけど、この曲みたいに声を張ってるのもいいね。
何かエミネムの「Remember Me?」を思い出しちゃう。
一緒に参加してるイグジットもかっこよし。バックトラックもいい。
「BIG EGO'S」のヒットマンのラップもかっこいい。
こうやってゲストがいっぱいのアルバムって、いろんな人のラップを聞けるからおもしろいしお得だなって思います。

あれ、ドレーのアルバムなのにエミネムの記述ばっかりだな…(汗)。




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