「嫌がらせにしては上出来」
最近、何か自分自身に不都合なことが起きる度に、
「嫌がらせにしては上出来」
と自分自身を言い聞かせることが多くなったような気がする。
そうすることで、気を紛らわせようとしている魂胆は見え見えなのだが、
そうでも思わんきゃやってられんような状況が頻繁に発生しているのではないかと思う。
そもそも「嫌がらせにしては上出来」の「上出来」という部分が、
「嫌がらせ」そのものを自らが認めてしまっている部分なのであり、
返って悔しい気もするのだが、裏を返せば
「これ程までの嫌がらせはまずないだろう…」
と、いう云わば自己暗示的な念も幾分か込められているのかも知れない。
※実際には大した事ないんであるが。
具体的には以下のような事柄が挙げられる。
・朝早く学校へ行くと1講目が緊急の休講で5講目まで何もすることがない
→「嫌がらせにしては上出来」
・寸前で電車に乗り遅れた上、次の電車が来るまであと30分
→「嫌がらせにしては上出来」
・定期試験がある上にレポートまで書かされる
→「嫌がらせにしては上出来」
・3年の後期にもなっているというのに未だに連日大学に行っている
→「嫌がらせにしては上出来」
・本来であれば今頃週休4日制である
→「嫌がらせにしては上出来」
・土曜日が祭日で翌週に振り返らない
→「嫌がらせにしては上出来」
・なんか頭痛い
→「嫌がらせにしては上出来」
・あ、今日バイトだ。
→「嫌がらせにしては上出来」
・2円足りない
→「嫌がらせにしては上出来」
etc...
と、このように例を挙げるとなると切りがワケなのだが、およそ最後の3つあたりで、
もはや愚痴の域からは完全に逸脱していることが容易に伺える。