「とっさのひとこと(第1回)」

いざと云う時のために、日頃良く聞かれる質問に対し、予め答えを用意しておくことで周りの人とはちょっと違う(ウィットに富んだ)切り替えしを目指す「シリーズ・とっさのひとこと」

第1回目の今回は「最近どう…?」もしくは「どうだい調子は?」などの近況について訪ねられた時のとっさの一言を紹介したい。このやり取りは日常の至るところで遭遇する代表的な問の1つであるため、いざと云う時のために備えておきたい。

case1
「まぁぼちぼちと云ったトコだね。そちらは?」
(ありきたり度:★★★★★ 適用度:★★★★ ウィット度:★)

基本形。面白くも何ともない返答である。
元々は「もうかりまっか」に対する対句。

case2
「お陰様で何とか無事やっております。」
(はぐらかし度:★★★★★ 適用度:★★★★ ウィット度:★★)

「何とか」と「無事」がキーワード。相手に対し「決して景気が良いワケではない」コトをさり気なくアピール。「お陰様で」と云った気遣いも忘れない。俗に云うトコロでの「アナタあってのワタシ」である。しかし、ウィット度はまだまだ低いと云うのが難点。

case3
「下方修正こそ免れましたが、依然予断は許さないと云った状況です。」
(株式市場度:★★★★★ 適用度:★★ ウィット度:★★★)

他、「小幅上方修正」や「売り注文殺到でストップ安が続いております」なども可。しかし、相手によっては「?」となってしまう事も考えられるので注意が必要。

case4
「うーん、やぶれかぶれだよ。」
(意外度:★★★★ 適用度:★★★ ウィット度:★★★)

ニュアンスとしては「あまり景気が良くない」と云うコトが伝わる可能性大。しかし、実は、結構凄いこと云ってるにも関わらず意外と気付いて貰えない。それを逆手に取って「はぐらかし成功」になる確率が高い。

case5
「ちょうど今日の天気みたいな感じです。」
(単純度:★★★★★ 適用度:★ ウィット度:★★★)

調子の沙汰も天気次第である。

case6
「なんでぇやぶからぼうに…!」
(江戸っ子度:★★★★★ 適用度:★ ウィット度:★)

こっちがやぶからぼうです。

case7
「全然、あきまへんわ。」
(大阪度:★★★★★ 正直度:★★★★★ ウィット度:★★)

正直は正直なのだが、なぜか関西弁。

case8
「えーと、表…?それとも裏の方?」
(多重人格度:★★★★★ 適用度:★★★ シュール度:★★★★)

ちと、怖いね。

case9
「夜に行くトイレの回数が増えました。」
(ハルンケア度:★★★★★ 適用度:★★ ウィット度:★★)

老化現象をさり気なくアピール。もしくは泌尿科へ。

case10
「調子についてのお問い合わせでございますね。かしこまりました。只今お調べして参りますので、少々お待ち頂けますでしょうか?」
(コルセン度:★★★★★ 適用度:★ ウィット:★★)

しかも、やたら高い声で。

※上の紹介例はあくまでも「とっさのひとこと」であるため、近況について真面目に答えたい場合はこの限りではありません。なお、他に「もっと良いの考えた」と云う方はぜひ教えてください。「シリーズ・とっさのひとこと」は次回も続きます。