国宝「密庵席(みったんせき)」写し
「静心庵(じょうしんあん)」


「表千家・石崎社中 初釜」(04/1/30追加)



中川宋渕老師 筆


長興寺の茶室「静心庵」は、国宝「密庵席」の写しで、
昭和51年、土方玄味和尚により建立されたものです。
密庵席は、大徳寺塔頭竜光院にある茶室で、
小堀遠州の好みと伝えられています。

竜光院は遠州と親しい江月和尚が住した寺で、
遠州公が、慶長17(1612)年に院内に孤蓬庵を創立しました。
密庵席は遠州公が江月和尚の依頼を受けて好んだものと思われます。
この茶室には、遠州公と親しい松花堂昭乗や狩野探幽も彩管を揮っています。





密庵席

内部は四畳半台目、柱は丸太、面皮、角をとりまぜ、
張り付壁で一部に長押を取り付け七宝入りの隠釘金具を打ち、
床と棚、付書院(書院棚)を備え、書院造りの様式を示しています。
点前座には手斧目を施した中柱を立て、袖壁におとなしい中杢板を篏め、
落天井にして台目構えを形成し、茶の湯にふさわしい雰囲気を作り出しています。
千利休の草庵と書院との調和によって、新しい茶の湯の境地を創成した点で、
茶道史上注目に値する名作と言われています。




付け書院




立ちつくばい


(撮影:窪野 晃子)


織部好み下り蹲踞(つくばい)・京都藪内家燕庵写し、織部好み腰掛待合


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