空梅雨と日記に書いたとたん、天の怒りをかったか、朝からドシャブリの雨。今日は以前から予定していたのだが、信州の鎌倉といわれている塩田平の信濃デッサン館に行く、立原道造の展示会をしているのだ。10時に大雨の中を浅間サンラインから東御町→丸子町の北から西へ走って約1時間で塩田平に到着。

まず「無言館」と「傷ついて画布のドーム」を見る、戦没者の遺品などを見るとなんともいえない悲しい気持ちになります。「ドーム」に館長の蔵書である図書館が併設されていて「本の光」を浴びようというメッセージがありました。これは本当にそのとおりで、本は読まなくても部屋に置いておくだけでよいということ、森林浴ならぬ古本浴という感じです。デジタル本には真似ができない紙の本の最大の効用かと。

「無言館」の後は「デッサン館・別館」で今日の目的の立原道造展を見る。パステル画の展示が多くて見たことのない絵も少なからずありました。最後にデッサン館。美術館に行くのは久々ですが、絵を見るのは眼と心の保養になります。