花畑さんの「自然写真の楽しみ方」イベントがある土曜日。花畑さんの話ですが、熱いトークでした。デジタルの時代になってみんな簡単に写真を撮るようになった、フィルムの時代は構図から始まって「その一瞬」を捉えるという撮り方であった。今は適当に撮った写真をパソコンで適当に編集できるので1枚1枚の写真があまり真剣勝負でない、その姿勢が写真の質を低下させているということでした。

花畑さんの話は今の世の中の流れに対する貴重な警告ですネ。本でも例えば良い本は編集者のひとつの作品だった。しかし、今は制作過程がすべてデジタル化され企画から出版までの制作期間も短く安っぽい本が続々と出版される。買う方も安い本を歓迎しているので、本の質の低下がどんどん加速しているのと同じことが写真の世界でも起きているようです。

花畑さんの話は、そのような話は冒頭だけで、トークの中心は雪の中を苦労して歩いたとか朝早く起きて山の輝く日の出の瞬間を待つとか山歩きの最近のファッションとか楽しい話でした。花畑さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。