今日から3日間、今年を簡単に振り返ってみたいと思います。今年は開店して3年目ということで、古本屋として自立すべく売上目標50%アップを目標にスタートした大事な年でした。

売上は(関心ある人もいるかと思うので)数字を書きますと、店の売上は約400万円、ネットの売上が100万円で売上合計が約500万円、昨年比のアップ率で言えば20%増でした。当初の目標としては店の売上目標が500万円、ネットでの売上目標が約200万円、合計売上目標が700万円だったので売上目標達成は来年に持ち越しです。

一方、家賃や諸々の経費+古本の仕入れコストが約400万円なので「追分コロニー」は粗利では黒字ですが、手取り給与はわずか。まだ古本屋で生活しているとは言えません。サラリーマンをやめた時の貯蓄も底が見えてきた来年は本当に背水の陣になります。

以上のように商売的には厳しい現実がありますが、今年はいろいろなことに挑戦して手ごたえを感じた年でもありました。「小布施・境内アート」「佐久・アースディ」「地蔵堂マルシェ」などに参加したほか、「園芸教室」、「軽井沢散策」、「エコセミナー」、「森林浴講座」などのイベントを積極的に開催しました。

そして、ゴールデンウィークの時は「河内さんのトークイベント」と店の前で「苗市」の開催、「馬子唄道中」と「きのこ祭り」の時は「青空ミニ古本市」をしましたし、秋にはブックカフェで「猫日和・河村目呂二」の展示会も開催しました。

ということで3年目の今年は、地元=浅間山麓に根を張ることができた1年だったかと思います。イギリスのヘイ・オン・ワイという田舎で古本屋をしているブース氏は、田舎で古本屋をするコツは「城の構築と冬対策」と言ったそうです。「追分コロニー」にとっては、旧中山道に構えた「旅籠」風の建物が、背水の陣の「城」であり、「ネット販売」が売上のなくなる「冬対策」です。手ごたえを感じることができた今年の活動を進化させて、来年こそは、売上目標を達成して古本屋として自立したいと思います。