来年も「売上げ目標50%アップ」と書きましたが、その根拠は、開店2年経っていまだに店にくる少なからぬお客様に「いつからお店やっているのですか?」と聞かれることにあります。この2年間、地元情報誌の軽井沢新聞や軽井沢ヴィネット、長野県の情報誌の「KURA」や「日和」に宣伝したり広告をのせてもらったり、それからスーパーの「ツルヤ」にチラシを継続して置かせてもらったり、信濃毎日新聞に紹介記事やイベント情報をのせてもらったりしているのに、です。やはり、名前が地域に浸透してお客様に認識してもらうには3年は少なくとも必要ということを実感する次第です。つまりまだまだ営業努力の余地ありということかと。

「追分コロニー」は上場会社のように情報を公開することはないのですが、「売上げ目標50%アップ」とはどのくらいの水準なのかという疑問を持つ人もいるかと思いますので、言いますと月の平均売上で40万円、一人あたりの平均購買金額が800円くらいですので1カ月平均500冊の売上目標です。なんとささやかな目標と言われるかもしれませんが、村の古本屋としてはかなり高い目標です。

ちなみに軽井沢町は観光の町として独特の繁閑があり、週末と平日、夏のシーズンとそうでないときの差が大きくて、結構商売は難しいです。しかし、ここまで2年の経験から、人の流れなども少しわかってきましたし、閑散時に店を閉めて神保町や松本に仕入にいったりするパターンにも慣れてきました。また、本の買取もすこしづつ増えてきました。そのような手ごたえを売上という数字にしなくてはいけない来年はいよいよ正念場というか決戦です。と大袈裟に言っても、粛々と毎日積み上げるだけで、まぁ何とかなるでしょう。