台風直撃の日は朝から大粒の雨、夕方から追分は停電になり、停電と同時に閉店。おにぎりとジュースを買って山小屋に戻り、なんとか災害時のローソクを見つけて火をつける。おにぎりをローソクの明かりのもとで食べたが、外は激しい雨と風でゴーという音が怖いくらいだ。

翌朝起きると山小屋の周りは倒木だらけ。山小屋のすぐ近くにある赤松と白樺が山小屋をかすめるように倒れている、寝ているときにドシーンという音を何回か聞いたが、山小屋が木でつぶされる危機一髪だった。桜の木、ドングリ、みんな倒れている。そして車の方を見ると車の前後、車自体にも白樺、松、ドングリの倒木が。車が倒木で閉じ込められているではないか。車もボコボコだ。すごい光景で呆然とする。

倒れている木をノコギリできりながらなんとか車を救出して今度は店のほうに行く。店は駐車場に大きなイチイの木が倒れており、店の裏にある池はあふれている。店に入って、店の中は被害がないことを確認して一息ついた。夕方になって2日目のローソク暮しを覚悟したところで、中山道沿いだけは停電が復旧。週末なんとか頑張って店を開けることが出来ました。自然の脅威を痛感した2日間でした。