昨年「リンドウ文庫」のOさんに組合加入の手続きをお願いしていたのだが、長野県古書組合の古本市は月一回、第3月曜日、今年初めての1月の古書市は1月15日。前日の日曜日に追分に来るが、今年一番の冷えこみで気温は−10℃まで下がった。翌朝、厳しい寒さの中、朝7時半に「リンドウ文庫」のOさんと追分の店の前で待ち合わせて、リンドウ文庫さんの車の後をついて、丸子、三才山トンネルを抜けて松本へ。

10時から長野県古書組合の理事長でもあるOさんの新年の挨拶の後、古書組合新加入ということで緊張の中、自己紹介をする、「追分さん」と呼ばれることになる。そしていよいよたのしみにしていた競りの開始だ。コギミよい掛け声でどんどん本の束が競り落とされていく。自分も勇気を出して安い本を買う、初買いということで声がかかったが、正直、本の相場がまったくわからないので、競り合いに参加するのはかなり難しい、勇気とすばやい判断が必要と思う、とにかく、これからも毎月、市に出て経験を積み、勉強していくしかない。競り終了後の会食の時、何人かの先輩店主と少し話しもでき、アドバイスも頂く。ありがたいことである、頑張ろうとあらためて思う。