音楽CDはなかなか安く買えません。
一度中古CD屋さんになぜクラシックとジャズのCDは数も少ないし値段も高いのかと聞いたところ、売る人が少ないからという単純明快な答えが返ってきました。クラシックのCDはそれでもジャズよりは安く買えることがありますが、解説がなかったり外国版だったりするのです。
そこで考えたのは、音楽関係の古本を買ってCDと一緒に売れば、CDに解説がなくても良いではないかということです。音楽関係の古本もまた少し値段が高いのですが、線が引いてあったり、ヤケがきつかったして、案外安く買える音楽本もあります。音楽古本の線(アンダーライン)は我々のような音楽素人には、引いてある線に読むべきところを教えてもらうところもよくあります。

ということで、音楽本の棚の中心に、文庫・新書・叢書を作曲家順に並べて、その間にCDも並べてみました。そして今回買取った専門的な音楽本は一番上の棚に、吉田秀和や武満徹の音楽エッセイや音楽の歴史本などをその下の棚に置いたのですが、クラシック音楽としてなんとかひとつのジャンルの形ができました。

追分の山の中の生活を、本と音楽が楽しくしてくれることと思います。