一週間かけて本をダンボール箱から出して、本棚に並べる作業を続けたわけですが、いよいよ値付けをすることに。
8月は追分村がもっとも賑わうときで、建物が町並みを意識した立派な建物ということもあり、店の中で作業だけをしていると、外で「この店は何になるのか」「蕎麦屋じゃないか」とか話声が聞こえてきます。7月の馬子唄道中のときに、8月は少し店を開けますと宣伝したこともあり、遂に値段をつける作業をしながら店をあけることにしました。

100円ショップで買ってきた小さな黒板に「古本屋」と書いて、これもリサイクルショップで手に入れたイーゼルに立掛けて、簡単な看板の出来上がりです。その看板を店の外に出して戸をあけると、通りがかりの人が三々五々店の中に入ってきます。が、まだ値段がついていない本ばかりですので、「これいくら?」、「500円です」、みたいな会話でついに営業開始となりました。

つづく...